閑話休題:旅人に幸あれ | 婦人科備忘録

婦人科備忘録

ある婦人科医の独り言です

ネタ提供ウェルカムですが
最近ご質問内容が
すでに記事になっていることが多くなってきました。
お手数ですが、まずはブログ内をご検索ください。

ネタ提供ありがとうございます。

 

Q. 決心して手術をしたのに、後でとやかく言われて

  しょんぼりしています。

 

ま、気にするな

しゅーりょー

 

に、したいところではありますが 笑

周囲に気を遣い、自分にも

間違ったところがあったんじゃないか?

と考えるのは何も悪いことばかりではなく

場面によっては美点。

その能力が必要とされることも多いです。

きっと感じのいいマダムとして

周囲の人に好かれていることでありましょう。

 

でもでも気にしない自分でありたい!

そんなあなたに

私のとっておきの詩をお教えします。

 

ではたっぷりどうぞ。

 

****************

一筋の道を歩くなり

       武者小路実篤
 

旅人は、一筋の道を歩くなり
他の道が美しくもあり、立派でもあるが
彼は自分に許された一筋の道を歩くなり。

その道を歩けば
何処にゆくか彼は知らぬなり
されど歩くなり
その道のみ
彼に許された道なり。

淋しくも歩くなり
こつこつと歩くなり
つまらぬ道と他人は言えども
彼はその道を愛して
こつこつと進むなり。

平凡な道なれども
その味わいは限りなしと思うなり
いくらでも見あきぬ道なり
彼は感謝しつつその道を歩くなり。

自分にも歩ける道
自分に相当した道
自分に許された道
謙遜な気持で
彼はその道を歩くなり。

彼は倒れるまで歩くなり
死ぬまで歩くなり
生きている限り歩くなり
歩けなくなるまで歩くなり
いくら歩いても

道は遙かに遠くつづくなり。

旅人はいつのまにか齢をとりたり
されど歩くなり
無限の道を歩くなり
希望の天使に護られながら歩くなり

死ぬまで歩くなり
歩ける処まで歩くなり
旅人は一筋の道を歩くなり。
****************

 

武者小路実篤どのの崇高な詩、沁みるー

どんなおぢさんか詳細は知らんが

これを頼りに生きてきたYO

 

遥か彼方、冥土への道は一人旅。

行きかう人や、道連れが変わっても

景色や荷物が違っても

行き着く先はいずれも一緒です。

どうせ行くなら楽しくいきまっしょい。

 

旅人に幸あれ。良い旅を。

 

まるぽこうさぎ。拝