はじめまして。
「日本文明ブログ」を書いている、kickdandyと申します。
私は60代の会社員です。
専門の歴史学者でも、経済学者でもありません。日々働きながら、日本の歴史や文明、経済や政策について学び、考え、文章にしています。
そして夜には、小学校の体育館で、夜間開放の管理人をしています。
このブログを始めた理由をお伝えするには、まず、その体育館の話から始めたいと思います。
体育館で、私が考えること
夜の体育館には、さまざまな人が集まります。
ショートテニスを楽しむ高齢者の方々。
バレーボールをする主婦の方や、若い人たち。
そして、元気に走り回る子どもたち。
私は、その光景を見ながら、よく考えます。
この子たちに、私たちはどんな日本を手渡すのだろう。
今、目の前で元気に走り回っている子どもたちは、これから何十年も、この国で生きていきます。
学校で学び、仕事を選び、誰かと出会い、それぞれの人生を歩んでいくでしょう。
そのときに、ちゃんと働けば暮らしを築ける社会であってほしい。
将来に希望を持ち、自分の国や地域について、落ち着いて考えられる社会であってほしい。
困ったときには支えがあり、必要な医療や食料が届き、自分の力を生かせる場所があってほしい。
私は、そう願っています。
「日本の将来」と言うと、遠い話に聞こえるかもしれません。
でも、私にとっては、体育館で走り回る子どもたちが、これから生きる時間のことなのです。
その子たちへ、衰えていく国を、何も考えずにそのまま渡してよいのだろうか。
私は、そうは思いません。それが、発信を続けている一番の理由です。
危機感があるからこそ、仕組みを知りたい
私は、日本という国が大好きです。
だからといって、今の日本に問題がないと思っているわけではありません。
毎日の暮らしの中で、働いても余裕がないと感じる方がいます。税や社会保険料、物価、将来の生活に、不安を抱える方もいます。
農業や地方の仕事、中小企業を、これからどう支えていくのか。
なぜ、生活を良くするための議論が、「財源がない」「国の借金が増える」という説明で終わってしまうのか。
私は、こうしたことに強い危機感を持っています。
日本の長い停滞を考えるうえで、必要な需要や投資を抑えてきた緊縮的な財政運営は、大きな要因ではないかと考えています。
ただ、それを言葉の主張だけで終わらせたくはありません。
税はどう計算されるのか。お金はどう生まれ、政府の支出は誰に届くのか。政策によって、誰の暮らしや仕事が変わるのか。
制度と数字を確かめながら、順番に考えていきたいのです。
歴史を知るほど、先人への感謝が深くなります
一方で、日本の歴史を学ぶほど、私の中では先人たちへの感謝が深くなっていきます。
この国は、ある日突然できたものではありません。
土地を耕した人。道や水路を整えた人。技術を磨いた人。家族や地域を守り、子どもを育てた人。
名前が歴史の教科書に残らなかった人たちも含め、数え切れないほど多くの人が、暮らしを次の世代へつないできました。
私たちは、その積み重ねの上に生きています。
体育館で体を動かす高齢者の方々も、今の社会をつくり、支えてきた世代です。そして、子どもたちは、その先を生きる世代です。
先人から受け取ったものを、自分たちの代で使い切るのではなく、次の世代へ渡したい。
その思いが、私の中で歴史と現在をつないでいます。
「日本文明」を、暮らしから考えたい
日本は、外から多くを学んできた国です。
文字や宗教、制度、学問、技術。外から受け取ったものを、この土地の暮らしの中で使い、変え、新しい形を生み出してきました。
外からの影響を受けていないから独自なのではなく、受け取ったものをどう生かしてきたかにも、その国の特徴が表れると思います。
神道や皇統。自然との関わり。地域の共同体。祖先への感謝。人と人の間を大切にする感覚。
私は、こうしたものを通じて、日本という国の根を考えていきたいと思っています。
ただ、日本の良さを語ることは、ほかの国や文化を低く見ることではありません。
世界の歴史や文明を知り、共通するものと異なるものを見つけることも、自分たちを理解する助けになるはずです。
歴史と経済は、別々の話ではありません
一見すると、縄文の暮らしと、今の税や財政は、遠い話に見えるかもしれません。
でも、私の中では、つながっています。
人は、何を大切にして暮らすのか。
共同体は、困った人をどう支えるのか。
働いて生み出した豊かさを、誰が受け取り、どう分けるのか。
国家や企業は、何のためにあるのか。
これは歴史の問いであると同時に、今の経済や政策の問いでもあります。
食料を作る人が仕事を続けられること。病気になった人が治療を受けられること。子どもたちが学び、成長できること。
そうした当たり前を守れる社会を、どうつくるか。
どんな国を次の世代へ残すのか、という問いが、歴史と経済の両方にあるのです。
火曜日は歴史・文明、金曜日は経済を
この「日本文明ブログ」では、二つの柱で記事を積み重ねていきます。
火曜日は、日本の歴史と文明を扱います。
縄文時代から始め、暮らし、食べ物、自然観、人々のつながりを手がかりに、日本の歴史をたどります。
特に人物に焦点を当てながら、その時代の人々が何に困り、何を選び、何を残したのかを考えます。
金曜日は、経済と政策を扱います。
消費税から入り、貨幣、国債、財政、供給能力、農業やエネルギーなど、暮らしを支える仕組みへ進みます。
どちらも、予備知識がなくても読み進められるように書いていきます。
専門用語が必要なときには意味を説明し、具体例を添えます。内容を薄くするのではなく、理解するための道筋を丁寧に示すことを大切にしたいと思います。
このブログだけでも、学びが積み上がる場所に
私は、note「日本文明ノート」でも発信しています。
ただ、このアメブロを、noteへ案内するためだけの場所にはしたくありません。
こちらの記事だけを読んでいる方にも、知識や理解が少しずつ積み上がる、独立した媒体として育てていきたいと思っています。
気になった記事から読んでいただいても、最初から順番に読んでいただいてもかまいません。
分からないところがあれば、前の記事へ戻れる。読み返すと、以前とは違うところに気づく。
そんな場所にしていきたいのです。
将来は、世界の歴史や文明、人の心理や生き方についても考えを深めたいと思っています。テーマが広がっても、中心にあるのは、よりよく生きることと、次の世代へ何を渡すかという問いです。
私の文章も、考えるための材料にしてください
私は、完成した答えを持っているわけではありません。
調べ、新しいことを知る中で、考えが変わることもあるでしょう。間違いが分かれば、訂正したいと思っています。
資料で確認できる事実と、そこからの解釈、私自身の意見は、できるだけ区別して書きます。
政府が言ったから。テレビで見たから。SNSで多くの人が言っているから。
その理由だけで、正しいと決めつけないでほしいと思います。
それは、私の文章についても同じです。
気になったら資料を見て、違う意見も読み、最後はご自身の頭で考えてみてください。
私と同じ意見になる人を増やすことより、自分で考える人が増えることの方が、私には嬉しいことなのです。
子どもたちへ、希望を手渡したい
私たちは、先人たちに直接恩返しすることはできません。
でも、受け取った歴史や文化、自然、技術、産業、人と人とのつながりを、少しでも良い状態で次の世代へ渡すことはできるはずです。
体育館で走り回る子どもたちを見ると、私は、そのことを何度でも考えます。
この子たちが大人になったとき、自分の人生を諦めなくてよい国であってほしい。
この国には、守り、育て、受け継ぐ価値のあるものがあると感じてほしい。
そのために、今を生きる私に何ができるのか。
私にできるのは、まず学び、考え、分かりやすく伝えることです。
小さな発信ではありますが、積み重ねていきたいと思います。
子どもたちに、未来の日本人に、少しでもまともな日本を手渡したい。
この思いを出発点に、皆さんと一緒に考えていければ幸いです。
これから、どうぞよろしくお願いいたします。
kickdandy
最初の記事はこちら:
noteで書いた発信への思い:
はじめまして。日本文明ノートを書いているkickdandyです――子どもたちに、少しでもまともな日本を手渡したい
