ドン・フェルダー自伝 | kichi ’s World Review

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ドン・フェルダー自伝  天国と地獄 イーグルスという人生    東邦出版





ずっと気になったいた元イーグルスのギタリスト、ドン・フェルダーの自伝です。現在読書中の長尺ものを中断して一気に引き込まれて読了しました。完成れた美しいハーモニーを特色としたカントリーバンドが全米を代表する大物に成長する課程と成功の裏側ですでにフロントマンとそれ以外のメンバーの確執から崩壊が始まって行く様子が語られて行きます。ホテルカリフォルニアの作曲、ギターソロで大きな貢献をしながらも、疎外されていく現実が克明に描写されています。最近のツアーの様子を収めたDVDにも彼の姿は有りません。名曲の数々の素晴らしさは変わらない印象ですが、一抹の寂しさを感じます。全盛期イーグルスを知るにはファン必読の書です。グレン、ドンの両フロントマンはかなり露悪的に書かれいます。

ドン・フェルダー自伝 天国と地獄 イーグルスという人生/東邦出版
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