- 「宙の地図」 フェリックス・J・パルマ (ハヤカワ文庫)
スペイン人作家によるヴィクトリア王朝時代の英国を舞台にしたシリーズ第2弾。
今回もH・G・ウェルズを中心に物語が展開しますが、「宇宙戦争」が題材になっており、ウエルズが小説に描いた火星人が実際にトリポッドと呼ばれる三脚の戦闘マシーンでロンドンを襲撃し、侵略戦争を仕掛けてきます。しかもそれは何百年にもわたって周到に準備されていたもので、はるかに高い知能と科学力を持った彼らには人類は全く太刀打ちで...きずに世界が蹂躙されていきます。小説では細菌で滅びた火星人ですが果たして…。
ウエルズと並ぶ米の幻想文学の巨匠が登場し物語に厚みを加え、「遊星からの物体X」や「透明人間」等へのオマージュも所々に隠し味的に散りばめられているのが魅力です。
- 宙の地図 (上) (ハヤカワ文庫NV)/早川書房
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- 宙の地図 (下) (ハヤカワ文庫NV)/早川書房
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- 時の地図 上 (ハヤカワ文庫 NV ハ 30-1)/早川書房
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