皆さんありがとう!おかげでトップ当選できました。長いことほったらかしに
していたブログを再開します。
まずは残念なニュースです。
7月21日午前10時過ぎ、音楽評論家の中村とうようさんが亡くなりました。
覚悟の自殺のようですが、生前から人に迷惑はかけたくないという性格の人でしたので
「とうようさんらしくないな」と思いました。
よけいなお世話かもしれませんが、小田誠さんだって癌で死ぬ前にベッドの上での闘病生活を
TVでみんなに見せてたじゃないですか。
アレを見てると「おれはこれからあっちへいくぞ。おまえらしっかりやれよ!」
と言われているようで画面を通してこちらのほうが元気づけられた気がしたものでした。
とうようさんにはもっとしぶとく生きて欲しかった。
弱ったとしても病院で延命治療をしないで亡くなるとか、もっと別のやりかたがあったような気もします。
まだまだたくさんのことを残してほしい人でした。
とうようさんと始めてお話したのは1967年だったと思います。
もはやその場所さえ忘れてしまいましたが、都内のバプテスト教会で「東京フォーク・キャ
ンプ」なるイベントの2回目が開催され、その主催者の一人がとうようさんだったのです。
そのとき「いいよ」とかいって確かピート・シガーのコンサートのレコード(コンサートの最後に
ウィ・シャル・オオバー・カム=勝利を我らに、を会場全体でスイング・アウトするやつです)を
紹介していただいたんじゃないかと思います。
その日、とりわけ印象に残った演奏は遠藤賢二氏の「猫が眠ってる」と加藤和彦氏の12弦ギターと
西岡たかし氏のフルートで演奏された「カリフォルニア・ドリーミン=夢のカリフォルニア」でした。
その加藤和彦氏も一昨年でしたか軽井沢で自殺してますし、つい最近でしたが
評論家の今野雄二氏(雑誌アンアンの初代編集長?)も自殺でしたね。
とうようさんに意見したら「死ぬ時くらい自由にさせろよ!」と返ってきそうですが。
長かった梅雨が明け、盆地を囲む脊梁に積乱雲が顔を見せました。
そう多良木町は九州山地に囲まれた盆地なのです。今年も暑い夏がやってきたようです。
いつもの年だと今頃は道路との境目の植え込みを占領している夾竹桃が
白い花をたくさんつけてるんですが、4月の選挙の時にスローガンを書いた看板を
取り付けるために太い枝をたくさん落としてしまったので今年はほとんど花をつけること
ができないでいます。プロパガンダの犠牲になってしまいました。
今となってはもうずいぶん前のことのように感じられるけど、過日4月24日の統一地方選
多良木町議会議員選挙では皆さんに応援をいただいて、並み居る猛者を蹴散らして
トップ当選することができました。本当にありがとうございました。
従来、16名で構成されている議会が今回の選挙に入る直前、ベテラン議員5名が
議会の表舞台から退場するという事態が生じ、その後の選挙の結果、
それがそっくり新人議員5名と入れ替わるという展開になりました。
現在の議会の構成は新人5名と元職9名を合わせ14名です。
新人が3分の1以上を占める現在の議会は、選挙前に住民の皆さんから様々なかたちで
批判を受けていたような「町当局とのなれ合い」あるいは「オール与党ではないか」というようなことは
今のところありません。
5名ともに町当局に対して予算の執行(使い方)のチェックを徹底していく、という態度を
貫いていますので、今のところ町当局とも、元職議員とも馴れ合うことなく緊張感を持ちながらの
議会活動となっています。
現在、5人の新人議員の考え方がすべて一致しているというわけではありませんが、
合意形成ができる「政策」あるいは「提案」については新人5名が勉強会の中で話し合い、
協力して住民の皆さんの期待に答えていけるよう努力することをお互いに話し合っているところです。
そうでなければ私たち5名を選んでいただき「今の議会を変えていって欲しい」という住民の皆さんの
切実な意思と負託にこたえることはできないと5名がそれぞれに考えているからだと思います。
これまで議会の内部では、正副議長の選任、議会運営委員会委員、各常任委員会委員の選任、
一部事務組合議員の選任、農業委員、監査員などの選任が行われてきましたが、
その進め方やルールについて議会前の話し合いの席で具体的な説明は一切なく、
慣例に従って進められたため、旧議員と新人の間で摩擦や行き違いが何度も生じてきました。
しかしこれらの出来事を冷静に分析するならば「新しいことが起きる前兆」ととらえることも
できるという意味で、そこにこそ住民の皆さんに議会に送り込んでいただいた
私達5人の新人の存在意義があるのではないかと思っています。
選挙期間中に住民の皆さんからのお問い合わせの多かった議員の報酬、賞与、日当、は、
議長310千円、副議長255千円、議員232千円、賞与は95千円、日当は1,500円です。
いつ昨年話題になりました議員報酬については、現在、区長さんの中には
「議員報酬の削減については一昨年に要望書を出したばかりなので今回は見送りたい」また、
一方では「農林業商工業共の経営が苦しい時なので議員も身を削る必要がある再度提出すべき」
との二通りの考えがあると聞いています。
5人の新人は、仮に区長さんから議会に対して報酬削減の要請があった場合は議会の中で
真剣に論議すべき(前回は16名の議員での報酬引き下げ議論はなされなかったと聞いております)と
考えています。一回で大幅削減とはいかないまでも報酬は少しずつ下げていく必要があると思っています。
理由は住民の皆さんが苦しい時は議員も自らの身を削る覚悟があってこそ真の意味での
住民の皆さんのための政治ができると思うからです。
あたりまえのことですが。
町の議会は住民の皆さんの考えを町政に反映させるために政治的な議論をする、あるいは、
町長を中心とした町当局が税金からなる予算という名の「お金」をきちんと使っているかどうかを
チエックする「場」です。
税金は個人のものではありませんし、もちろん権力を持った人、例えば町長が自由に使って良いという
性格のものでもありません。住民(国民)のみなさんが税法の定めるところによって納められた
「公的なお金」ですから、それを使うためにはどのように使うのかを住民の皆さんに説明し、
合意を形成することが必要なのです。
議論を通してその合意形成を図るのが住民の皆さんに選ばれた議会議員の役割なのだと思います。
皆さんの考えを尊重し、しっかりとお話を伺いながら、多良木町の住民の皆さんの生活が少しでも
良くなるように、しっかりと発言し皆さんの期待を裏切らないように頑張りたいと思いますので、
これからもよろしくお願い致します。
最後になりましたが皆さんのご健康をお祈りします。
なんだか政治家のあいさつみたいになってしまいました(笑!)
ちゃんとした政治家を目指したいと思います。今回は分かりにくい文章になってしまいました。
すみませんでした。