四法印(しほういん) | 吉祥院 ~茨城県石岡市(旧八郷町)で約900年続く真言宗豊山派のお寺ブログ(お坊さんのことば)~

吉祥院 ~茨城県石岡市(旧八郷町)で約900年続く真言宗豊山派のお寺ブログ(お坊さんのことば)~

茨城県石岡市にある真言宗豊山派の摩尼山吉祥院です。
ふるさと茨城路百八地蔵尊霊場第九十一番札所に指定されており、
開山約900年の歴史を持つ由緒ある寺です。
境内の四季折々の風情や仏教について、幅広い情報を発信するお寺ブログです。

(仏陀については、「仏陀(ブッダ)とは」で記しています。)


仏陀は、悟りを得た後、


①人間が生きている世界
②苦しみの解決方法

について説いていました。

②は、以前ブログに記した
四諦(したい)・四聖諦(ししょうたい)」や
八正道(はっしょうどう)」です。

よって、今回は①について書こうと思います。


仏陀は、人間が生きている世界について、以下の通り説きました。

(1)諸行無常(しょじょうむじょう)
  この世のあらゆるものは移りゆく

(2)諸法無我(しょほうむが)
  あらゆるものには実体がない

(3)涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)
  悟りの境地は静かな安らぎである

(4)一切皆苦(いっさいかいく)
  この世のあらゆるものは苦である

この世は無常、無我、苦なのだから
そうした状況から離れ涅槃を目指すべきだというのです。

この4つを合わせて「四法印(しほういん)」といいます。


これからこのブログで、
(1)~(4)について詳しく記していきたいと思います。


文責 管理人