今までも仏陀(ブッダ)の教えについて幾度か触れましたが、
(詳しくは、「四諦(したい))・四聖諦(ししょうたい)」、
「八正道(はっしょうどう)」をご覧ください。)
今回は、仏陀の生涯について記したいと思います。
仏陀はインドの北部の国の王子として
紀元前500年程に誕生しました。
本名はゴータマ・シッダールタ。
裕福な生活をしていたシッダールタは16歳で結婚し
子どもにも恵まれ、幸せな生活をしていました。
しかし、この世の苦しみについて考えては悩み、
29歳の時に家族や家を捨て一人で修行していく道を選びます。
その後6年間、苦行に取り組みました。
しかし、そんな方法では悟りを得られないと気づき、
苦行を断念します。
そして、ブッダガヤの菩提樹のもとで座禅し瞑想を始めました。
シッダールタが35歳の時、ついに悟りを開き
仏陀(悟りを得た者)となりました。
その後、かつて苦行を共にした5人の修行者に
初めて説法をしました。(初転法輪(しょてんぼうりん))
5人はすぐに弟子になり
ここに仏教が誕生しました。
仏陀は旅をしながらあらゆる人々に説法をし、
仏教を広げ、悩み・苦しみから救済していきました。
そして、80歳の時に
沙羅双樹の下で静かに滅しました。(涅槃)
このシッダールタという人物こそが、
仏陀(または、釈尊、釈迦)と呼ばれる人であり、
あらゆる菩薩像・如来像のモデルになっているのです。
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