❏杖杉庵

 

11番札所から車で約52分、

18番札所から車で約55分、

12番札所から車で約6分のところに

 

お遍路のルーツとも言える

「杖杉庵」があります。

21回目の逆打ちで空海に巡り会えた衛門三郎像

 

(下の地図の印のところ)

 

ここはお遍路する者にとって聖地のような所で

私達も年内にここ「杖杉庵」を通過したくて

敢えて逆打ちなのに徳島からのスタートとしました照れ

 

 

衛門三郎と空海再会の像の向こう側がお堂となっています。

 

 

【衛門三郎伝説】

昔、浮穴群荏原に衛門三郎という長者がいた。

強欲非道なこの長者は悪逆無道、神を蔑し仏を嫌う大悪人であった。

ある雪の寒い夜、門前に乞食のような旅僧が現われ

一椀の食物を乞うた。

うるさげに衛門三郎はその僧を追い払う。次の日もその次の日も僧は現われ

衛門三郎は怒気満面、僧の持つ鉄鉢を大地に叩きつけるとその鉢は

8つに割れ飛び散った。

ふと我に返った衛門三郎の前から旅僧は消えてしまっていた。

長者には8人の子どもがあった。

翌日長男が風のごとく亡くなり、翌々日には次男が亡くなり、

次々と8日間で8人の子どもを亡くしてしまうのです。

鬼神も恐れぬ衛門三郎も悲嘆にくれて己の悪行の報いだと感嘆する。

ある時、空海上人と呼ばれるお方が四国八十八カ所をお開きになると聞き、

無礼を働いた御坊こそがその上人だと知り、長者は財産を金にかえ、

妻と別れ、過ぎし日の無礼を詫びる一心に大師を訪ねて霊場を回る事20度。

会えぬ大師を慕いつつ21度目に逆の道をたどり、この地へたどり着いた。

いよいよ一歩も歩けずその身まさに終わらんとする時、大師が現われ

衛門三郎は懺悔の涙を流し大悲にすがった。

「そなたの悪心は既に消え善心に立ち返った。この世の果報は既に尽きた。

来世の果報は望に叶うであろう」と衛門三郎の望みをしたためた小石を

左手に握らせ、衛門三郎は息絶えた。

後にこの小石を握りしめて生まれたのが衛門三郎の生まれ変わりと言われ、

51番札所 石手寺にその石は納められているという。

 

 

参考 

杖杉庵前立て看板

石手寺冊子より

 

 

簡単にまとめてしまいましたが、

この21回目の逆打ちで空海に巡り会えたのが丙申の年。

今年が(平成28年)その60年に一度の年となるわけですおねがい

 

 

今でも閏年に逆打ちすると弘法さまにお会いできると伝えられていますキラキラキラキラ

 

 

照れラブラブラブラブラブラブラブラブ

 

 

ここ杖杉庵にいるだけで

弘法さまがそこにおられるような気がしますキラキラキラキラ

同行二人(どうぎょうににん)。この意味をひしひしと感じることが出来ました。

 

 

結願の達成感おねがいキラキラ

 

 

もうお遍路終わってもいい

 

 

 

「杖杉庵」で検索できます。

事前に作っておいた資料をそのままペッタン下差し

12番札所 焼山寺へは車で約6分です。

 

うっかり通り過ぎてしまう所です。

 

 

やっとのことで弘法さまに出会えた衛門三郎。

 

もう息も絶え絶えだったと思われます。

 

どれほどホッとした事でしょうえーん

 

御加持を・・・(。-人-。)

 

 

日が差し込み神々しいです(。-人-。)

 

 

杖杉庵の御朱印は12番札所 焼山寺で頂く事ができます。

 

 

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2巡目を巡りまして。

 

 

1巡目は逆打ちでしたので18番恩山寺から、

2巡目は順打ちでしたので11番藤井寺より立ち寄りました。

翌日の事を考え、

ホテルにチェックインする前に訪れておくことにしました。

日が暮れ辺りは真っ暗でした汗

 

それでも

衛門三郎と弘法さま再会の像を見ると感動で胸が熱くなりますおねがいキラキラキラキラ

 

翌朝ここを通過した時には

既に数名の方がおられました。

 

冷え込む朝でしたので

真っ暗だけど、前日に立ち寄っていて良かったです。

 

・・・というのも

 

焼山寺は境内(駐車場から徒歩20分)まで御手洗いがありません真顔

各札所からは割と距離がありますし、

周りは静かな山中ですので

御手洗いをどこかで済ませておくのがベストです真顔

 

 

杖杉庵の御朱印

  

1巡目の時は杖杉庵の御朱印の事を知りませんでした汗汗

 

御影

 

御朱印・御影は12番焼山寺納経所で拝受できます。

とても親切にご対応下さり、

この杖杉庵の御朱印は奥から出してきて下さいました(。-人-。)

 

 

杖杉庵

 

 

11番札所

18番札所

12番札所

 

 

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この記事は令和2年1月に更新しています。