以前、奈良市の大安寺さん御開帳時に

不空院さんも弘法大師ゆかりのお寺であるとお聞きして

いつか行ってみたいと思っていました。

 

御本尊さまが御開帳のこの機会に車を走らせ行ってきましたくるま。Rびゅーん

(御開帳は平成30年5月6日(日)までです。)

 

静かな風情ある小道に山門があります。

春日山(しゅんにちざん)不空院

別称:福井之大師

弘法大師の足跡を残す寺院です。

 

不空は福 「女人救済の寺」として知られています。

 

境内では修行大師さまがお迎えくださいます。

 

本堂

縁起

古くは鑑真和上の住居があった旧跡として知られています。

 

また弘法大師は

興福寺南円堂の雛型となる八角円堂をこの本堂の場所に建てられました。

本堂の下には礎石が残っているそうです。

 

その後戦乱や安政の大地震(1854)により堂宇の全てが倒壊。

再興は大正時代に入ってからとのこと。

 

御本尊 不空羂索観音菩薩坐像(重文)              ※頂いた小冊子よりお借りしました

不空羂索観音菩薩坐像は

春日大社第一神であるタケミカヅチノミコトの化身のお姿です。

須弥壇には鏡、御前に白鹿の雄と雌が配されています。

 

鹿皮の衣を纏われ鹿皮(ろくひ)観音とも呼ばれているそうです。

 

一面三目八臂のそのお姿は

正面で合掌。

羂索、錫杖、払子(ほっす)、蓮華をお持ちで

ほかの二本の腕は与願印。

仏眼であること、開いた蓮華をお持ちであることから、

修行が終わり、まさに悟りを開かれたお姿といえます。

 

不空羂索観音さまは

羂索を使い余すことなく人々に利益を施される仏さまですおねがい合掌

 

払子(ほっす)とは矢印筆先のような形のもの。

邪見を祓うとされます。

 

 

不空院の不空羂索観音菩薩坐像と

興福寺南円堂の不空さま(坐像)

東大寺三月堂の不空さま(立像)で

三不空羂索観音と称されているそうですきらきらきらきら

東大寺三月堂の不空さま、未拝観なので

ぜひお目にかかりたいですφ(..)

 

脇佛

弘法大師像

秘仏宇賀弁財天女像も御開帳されていました。

(体は蛇で老人の顔を持つ蛇を頭に乗せ、武器と財宝を持つ)

その昔、この地域には芸者さんが多く、

駆け込み寺的な役割をはたされていたそうです。

女性の救済、庇護にお力を頂けますおねがい合掌

 

本堂外陣には

鑑真和上像をはじめ、

旧鬼瓦、不空さまの修復前の手などが展示されていました。

 

縁切りさんと縁結びさん

御祭神 

えんきりさん   法竜大善神(不動明王)

えんむすびさん 黒龍大神 市杵嶋姫大神(弁財天)

 

縁を切る、と縁結びは一つの事象に同時にあるもの。

明と暗、陰と陽、

悪縁を絶つということは、良縁を結ぶと同じと考えられています。

 

西国三十三所お砂踏み

 

池にも白鹿の雄と雌

 

護摩道場 羂索庵

御本尊 不動三尊像

脇壇にも不動明王像

毎月28日がお炊き上げだそうです。

 

おいなりさん

 

こじんまりとした境内ですが、由緒ある寺院でした。

 

結縁の散華

弘法さまが興福寺南円堂の雛型を建てられた不空院の八角円堂。

この八角円堂を再建すべく、

この結縁の散華を通じて浄財を募っておられます。

 

ふすま紙一枚一枚に手書きされていて

3枚がワンセット。絵柄違いで3セットありました。

私は朱色で散華と書かれた封を選びました。

 

芳名帳があり、八角円堂再建の折には名前を刻んでいただけるとの事です上がるはーと

 

不空院の御朱印

不空羂索観音

 

弘法さま

 

羂索庵

不動明王と羂索庵

  

宇迦弁財天女

 

あて紙にも白鹿の雄雌

 

 

 

いつもご訪問ありがとうございますおねがいきらきら

大型連休に入りましたね。

 

素敵な休日となりますようにきらきらきらきら

 

不空院