とてつもない孤独感
こんにちは。人生の午後を面白おかしく暮らすカウンセラーの鶴田です。 普段から、さみしいとか、心細いとか、そういうことはあまり、というか、ほぼ感じないのですが、若かりし頃に、一度だけ、とてつもない孤独感をおぼえたことがあります。 当時20歳の僕は、大学の夏休みにオートバイで北海道を旅していました。 あきれるほどの低予算のため、リアシートにテントを積んでの貧乏ツーリング。 加えてほぼ無計画で、その日の宿泊場所も決めずに、暗くなるまで延々走って、着いた街でてきとうに野宿するとか、そんな感じでした。 その夜は、稚内に向かう未舗装路を何十キロも走っていたのですが、当時は街灯の類もなく、暗い中をおっかなびっくり走っていたところ、霧まで出てきたので、いよいよ力尽きて、とある橋の下にテントを張ることにしました。 テント設営の作業を始めてわかったのですが、どうやらだいぶ河口のほうにある橋だったらしく、遠くに波の音が聞こえていました。 固形燃料を使って簡単な食事を済ませたあとは、ラジオを聴くくらいしかやることもないので、寝袋にはいって横になっていましたが、疲れているのになかなか寝付けません。 夜も遅くなり、橋の上を通る車の音も、全くしなくなると、風や波の音が、やけにはっきり聞こえてきます。 そのとき、こんな考えが頭をよぎりました。 「今までの人生で、周囲数キロに他の人間がいなかったのって、初めてだな」 そう思った途端に、怖くなってきて、波の音も恐ろしく、とても心細く感じてきました。 いそいで寝袋に潜り込んで、眠ったかどうかもよくわからない感じで、朝をむかえました。 これが僕の人生における、”とてつもない孤独感”、なのですが、わりとすぐに、その孤独感が、自分自身の思い込みによるものだと、知ることになりました。 早朝、陽が昇るとともに霧が晴れてきて、対岸に牧場のような建物が現れたのです。 ほっとするというよりは、なんだか拍子抜けしたような気持になったことを、よくおぼえています。「カウンセリングルーム気分向上委員会」ご相談はこちらからどうぞ