七情の七つの漢字だけではどんな内面の状態かが解りづらいと思いますので
今回は私なりの解釈を書きます。
(木):怒・・・・・・・・怒りやすい、イライラする、ムカムカ腹が立つ、八つ当たりをする、
攻撃的、臆病、気が小さい、焦る、・・・・・、etc
(火):喜・・・・・・・・良い意味での喜びではなく異常な喜びのこと=気が狂う、はしゃいで暴れる、
破壊的、破滅的、・・・・・、etc
(土):思・・・・・・・・悩む、考え過ぎ、いつまでもクヨクヨする、・・・・・etc
(金):憂、悲・・・・・悲しい、淋しい、孤独感、疎外感、排他的・・・・etc
(水):恐、驚・・・・・恐れ、怖い、心配、不信、疑心暗鬼、不安、気が弱い、焦る、・・・・、etc
以上が私の解釈している七情です。
この様に書くとどのような状態かイメージし易いと思います。
例えば、最近イライラしていることが多いなら
ひょっとして木の性質の肝、胆に何か影響があるかも?
と自己分析することもできますね。
(ここで気付けば、症状のある病気の手前=未病で済みます)
臨床では逆に脈診で患者さんの心の状態を推測します。
脈で肝や胆の経絡(木の経絡)の乱れが著しければ
「最近、イライラしてることありましたか?」とお聞きします。
もちろん100%ではありませんが、定期的に治療におみえになる方なら
いつもと脈が違いますから結構な高確率で当たりますよ。
治療することによりイライラの根が深くなければ気持ちが落ち着くことも多々あります。
でも実際はいろいろな感情が複雑に絡み合って病気になってますから、
コツコツと治療を続けていく中で身体が治ると一緒に徐々に心も良い状態に向っていきます。
身体に表れている症状が楽になれば心に余裕が出来てきますからね。
次に理想的な七情?、七情の逆、つまり健康的な内面?とでも言う状態を書きます。
(木):怒・・・・・・・・穏やか、勇気がある、余裕がある、・・・・・、etc
(火):喜・・・・・・・・良い意味での喜び、笑顔、笑い、楽しい、安心、愉快、・・・・・、etc
(土):思・・・・・・・・判断できる、決断できる、洞察力がある、迷わない、自信、安心・・・・・、etc
(金):憂、悲・・・・・温かい、優しい、受け入れる、・・・・etc
(水):恐、驚・・・・・自信、信念、自尊心がある、他を信じれる、安心、勇気、・・・・、etc
これらは七情の逆の状態、ポジティブに捉えた状態です。
あえて五つに分けてありますが、健康的な心の状態とは五つが調和している状態といえます。
自分自身にも周りの人にも愛情を感じ、生き生きしている状態です。
普段、日常の雑多に追われて自分自身を見失うことが悪いストレスを受けることであり、
心の乱れを招き七情(気が病むレベル=未病)から症状のある病気へと進みます。
自分を責めず、他人も責めず、全てを優しく受け入れ自他共に愛情を注ぐことが
本来の自分自身に戻ること、幸せな自分に戻ること、心と身体が健康になることに
つながっていくと思います。
今回も偉そうに書きましたが、私自身も本来の自分を見失うことはありますので
気をつけなければいけません。
岐阜、鍼灸専門、経絡治療、脈診
きぼう堂鍼灸治療院のHP ↓ クリック