大関 琴ノ若誕生 | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

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島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

大相撲初場所が終わったばかりだが、大関とりの場所で優勝決定戦まで残り、堂々の大関昇進を果たした琴ノ若

久々に応援したい大関が現れたのぉ。

現・佐渡ヶ嶽親方である元・琴ノ若は現在の琴ノ若の父。

個人的には「琴の若」のしこ名がしっくり来ていた先代は、大きな体と優しい顔と、大きな相撲を取る一方で脆さもあって、最高位は関脇まで登るも大関には届かなかった。

しかしその息子は一気に番付を上げてくると、初の大関とりでこの成績。

祖父は大横綱の琴桜。

大関に登ったら、その祖父の四股名を継いでよいと幼少の頃に言われたらしい。

さすがに琴桜にまで行くと、わしの記憶にも残っておらん。

しかし琴ノ若、

来場所は今の四股名のままで相撲を取り、夏場所から四股名を「琴桜」に改めるとのこと。

父の四股名である「琴ノ若」を、大関にあげたいとの思いからとか。

これは、世の中の先代・琴ノ若のファンには嬉しい報せではなかろうか。

1場所限りではあるが、琴ノ若の四股名が番付の大関の地位に載るのである。

今日の大関の伝達式、その後の会見ではすっかり父の顔が漏れ出ておった。

自分の四股名を大関に引き上げてくれた上、自分が継げなかった琴桜の四股名を再び番付に蘇らせるのである。

霧馬山が大関昇進を期に師匠の四股名「霧島」を襲名したのが昨年。

琴桜に霧島も蘇って、オールドファンにはたまらんのぉ。

 

一方で先場所でいえば大の里のスケール感も良かった。

初三役の宇良は上位の壁に跳ね返され、注目していた熱海富士、王鵬も足踏みをしておる先場所。

島根出身の隠岐の海が引退してご贔屓力士がいなくなったが、ちょっと琴ノ若も応援していきたいものよのぉ

 

 

 

~今日の一曲~

 

アンビバレント / uru

 

一月によく聞いた曲。え?もう一月終わるんか。