自宅療養脱出日記 | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

かものはしの口遊〜くちずさみ〜

島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

県立美術館に行って来ました。
現在展示中の企画は「前田青邨」。明治から昭和にかけての日本画家である。

…とは企画展を見た後で知った知識。見るまで全然知らんかったが、入っていきなり絵巻物風の日本画。そこから巴御前や義経、弁慶、平重衡など歴史画が並んでおる。すごい上手いのぉと思って製作年を見てみると、青邨が17歳くらいの時の作品ではないか。高校生くらいの歳でこんな絵が描けるんか?わしの高校時代はせいぜい部室の壁にウシのラクガキを描いて“天才”と思っておったというに。
中でも袈裟御前の絵はかなり気にいったので絵はがき購入。
たまには日本画もいいのぉ。近現代画家って全然知らんけど少しは興味をもたんといけんのぉ。

この県立美術館、宍道湖沿いに建てられた絶好の夕陽を見るポイント。
ふだんは美しい宍道湖に浮かぶ嫁ヶ島と沈みゆく夕陽とが絶妙に構図で見える…はずなのだが、先日の豪雨で未だに荒れ狂う宍道湖と未だに宍道湖の藻屑の嫁ヶ島。どこか哀愁漂う風景が売りの宍道湖の風景が、別の意味で哀愁と廃墟的な空気の漂う風景と化しておった。

夕方6時過ぎ、循環バスで帰宅。
…のはずが、全然途中のバス停でバスが止まってしもうた。
どうしたんじゃ?何?降りろ?どういうことですか?
は?終点??
何で循環バスに終点があるんだ?これが最終便?だってまだ6時過ぎだぞ?

…とても県庁所在地とはおもえねぇ。こんな何もない所でおろされてどうするんじゃ?松江はどこの会社も定時に帰れるのか?
残業して心身共に疲れ果てた社会人や夜遅くまで部活に青春を捧げる高校生が松江にはおらんのかのぉ。


仕方が無いからトボトボと歩いて帰りました。
入院あけでろくに動いちゃいけないはずなのに、こりゃ首の骨もいくらかズレたであろう。