餃子パーティー | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

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島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

後輩宅に大量の餃子が送り込まれたらしく、急遽「餃子パーティー」を開催することに。
ということで、仕事が終わってから後輩宅に行ってきました。

今日は職場のメンバー以外にも後輩の友人たちも終結。珍しい顔ぶれが揃った上に餃子が足りないと買い足して、全部で10パックの餃子が並ぶというかなりすごい風景になっておった。
テーブル上のホットプレートを囲むように座る8人。…多すぎだろう、それほど集まりのいいとは言えないメンバーだが、餃子の集客力は大したものじゃのぉ。

油をひいて餃子を置いて、あとは後輩の友人が仕切る仕切る。
今日、初めて顔を合わせばかりだが、彼は開始10分少々ですでに「ホットプレート奉行」の地位の確立に成功。今後、ホットプレートに携わる集まりが行われる際にはさぞ重宝されることであろう。
ちなみにわしと別の後輩は、いずれも過去の鍋パーティー等で大惨事を引き起こした経歴がある為に調味料とホットプレートに触る事すら禁止されてもうた。
我が家にホットプレートは無いが、なんとなくホットプレートなら奉行どころか代官クラスに達する程の腕前を披露出来そうなんじゃがのぉ。もちろん、何の根拠もないが。

適当に酒を飲みながらやっておったが、焼きあがる前にほとんどみんな、出来上がってしもうた。
まだ食い物がないのにガバガバとビールばかり飲んでおったせいであろう。初対面も多いというのに異様な盛り上がりをみせる後輩宅。なんだこれは。大学時代の寮生活の頃を思い出すぞ。たぶん、これは周辺から苦情を受けて寮長室で反省文じゃのぉ。

そして餃子が完成。
いや、これは美味いわ。何やら有名な餃子屋さんの餃子らしいが、これは美味い。
強いて言えばご飯がほしいのぉ。夕飯が餃子のみというのもちと辛い。
しかしご飯など用意してるはずもなく、とりあえずあったモヤシを炒めてみることに。

ところがここで、真面目に料理に勤しむホットプレート奉行に、その他の酔っ払いたちの魔の手が襲い掛かった。
焼けるまでの間、暇を持て余した酔っ払いたち。とりあえず手元にあった餃子のタレをホットプレートに注入。
慌てて防ぐ奉行の間隙を縫って裏からチョコレートが投入。さらには卵と、まさに酔拳を思わせる華麗な動きで奉行を翻弄。ホットプレートで完成間近だった野菜炒めを全く別の料理へと変貌させた。ふむ、わしが普段作る野菜炒めと同じような香りがしてきたぞ?

卵がよほど利いたのだろう。そのまま固めて、ちょっとお好み焼きチックな感じに形を整えて、連帯責任で食う羽目に。
誰だ?タレをこんなに入れたのは??タレの味しかしないお好み焼きになっておるではないか。
これはいかん。餃子の味が吹き飛ぶわ!!と、この謎料理は誰かの皿に勝手に集めておいたんだが、あれはそういえばどうしたんじゃろう。誰か食ったんかのぉ。

そんな妙なテンションの飲み会だった上に、途中からは近所のおっさん達も噂を聞きつけて参加して、よく分からん一大イベントになっておったが、こんなに賑やかな飲み会は久しぶりじゃったのぉ。

ちなみに、いつ、どうやって帰ったかは全然覚えておりませぬ。
おぼろげながら、誰かを投げ飛ばした記憶くらいはあるんじゃがのぉ…
さすがは13日の金曜日の出来事である。南無。