2006 ベイスターズ総決算 | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

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島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

世間一般ではこれからいよいよ日本シリーズ~と盛り上がってる最中でしょうが、横浜的には今日で終わった今シーズンのプロ野球。
残るは中日とか日ハムとか、強いチームのみ試合をするので本当のプロ野球というのをじっくりと観るいい機会ではないでしょうか。

そんな横浜ベイスターズ。去年の奇跡のAクラスから一転、大方の予想通りに最下位を独走。
一時期、原巨人の怒涛のダメっぷりに最下位を奪われかけるもチーム一丸となって定位置を死守し、2年ぶりの最下位を奪回。
シーズン終盤には牛島監督も辞意を表明。何から何までいつもどおりの終わり方に、強いて言えば日ハムの25年ぶりの優勝という響きに、うちなんて38年ぶりだったのにのぉ…などと懐かしんだ挙句、次の優勝まであと何年だろうと遠い先の夢幻に想いを巡らすここ最近。

ということで、今年の選手の寸評をば。


= 那須野巧 = 【16試合95.1回 3勝8敗 防御率4.06】
 二年目も鳴かず飛ばず。第二の龍太郎へとまた一歩。
= 高宮和也 = 【18試合55.1回 2勝6敗 防御率6.83】
 左の中継ぎはこれで安泰…と春先に聞いた気がしたがきっと気のせい
= 川村丈夫 = 【57試合56回 4勝4敗3S 防御率3.86】
 春先に防御率を2桁に乗せ、最下位独走と投壊の象徴として君臨
= 加藤武治 = 【65試合76.1回 8勝7敗1S 防御率2.48 ☆最多ホールド】
 クワトロKにあるまじき防御率2点台をマーク。
= 三浦大輔 = 【30試合216.2回 8勝12敗 防御率3.45】
 昨年は投手2冠。今年は最多敗戦投手の称号へ終盤怒涛の追い上げ
= 門倉健 = 【28試合154.1回 10勝9敗 防御率4.84】
 あの防御率で気づけば2桁勝利。何故か三浦に申し訳ない
= 山北茂利 = 【28試合25.2回 1勝1敗 防御率4.21】
 2対1のトレードで途中加入もこの成績。正直、南くらいは返して欲しい
= 秦裕二 = 【33試合76.2回 5勝3敗 防御率2.93】
 今年の危険球第一号として華々しく登場した若手右腕
= 土肥義弘 = 【14試合80.2回 3勝7敗 防御率6.02】
 巨人キラーという存在理由を失った今後の彼の行方に期待
= 牛田成樹 = 【27試合82.2回 3勝3敗 防御率3.05】
 適性を見るという大義名分の下、先発に中継ぎに良いように使われた
= クルーン = 【47試合48回 2勝5敗27S 防御率3.00】
 もはや160キロを出したくらいでは話題にすらならなくなった
= ベバリン = 【8試合32.1回 0勝4敗 防御率11.13】
 敵であろうと味方であろうと、彼は天性の横浜キラー
= ソニア = 【27試合30.2回 1勝0敗 防御率3.82】
 外国人枠の関係で一軍の試合に出られない他チームの選手に申し訳無い

= 万永貴司 = 【2試合 .000 0本塁打 0打点】
 長く横浜のマスコットをつとめたスーパーサブもついに引退
= 金城龍彦 = 【144試合 .268 11本塁打 59打点】
 三拍子揃った選手と言れながら盗塁しない困った人…と去年も書いた
= 内川聖一 = 【124試合 .286 4本塁打 34打点】
 ポスト琢朗として入団のはずが、何でファーストを守ってるかなぁ
= 石井琢朗 = 【146試合 .288 6本塁打 32打点】
 この期に及んで自己最多安打。それなら去年で2000本打てている
= 多村仁 = 【39試合 .276 8本塁打 20打点】
 さすが全日本の多村仁。ベイスターズなど眼中に無いようだ。
= 鈴木尚典 = 【61試合 .329 2本塁打 13打点】
 代打稼業に活路。代打の代打に万永を出された昨年が嘘のよう
= 相川亮二 = 【119試合 .245 6本塁打 39打点】
 規定打席到達者打率の最下位の座まで谷繁から禅譲
= 佐伯貴弘 = 【86試合 .225 5本塁打 37打点】
 6月まで、4番に守備要員を置く大胆な采配を振るった牛島監督
= 藤田一也 = 【65試合 .203 0本塁打 5打点】
 ポスト琢朗かポスト万永か、大きな岐路に立っておる
= 村田修一 = 【145試合 .266 34本塁打 114打点】
 打点、本塁打争いは早々に脱落も、三振王は奪取した国産の新四番
= 吉村裕基 = 【111試合 .311 26本塁打 66打点】
 順位表は見なくても、彼の成績だけはいつも楽しみに見ておった
= 古木克明 = 【110試合 .252 10本塁打 35打点】
 古木のレーザービームが見れただけでも今シーズンの価値は計り知れない
= 小池正晃 = 【112試合 .267 7本塁打 33打点 ☆最多犠打】
 昨年の20本塁打が嘘のような打撃を披露。何でバントに磨きを掛けるかな



とりあえず、今年はようやく横浜スタジアムで試合を観る事も出来たし、良しとしよう。
ベイファンだった前局長と、初めて浜スタに行くのは日本シリーズで…と話しておったが、そんなものを待っておったら、わしは幾つになっておるんじゃろう。
前局長に関しては、生死の行方さえ定かでない年月を経ている事であろう。