支笏湖氷濤まつり | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

かものはしの口遊〜くちずさみ〜

島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

日曜日ということで、いつものように休みの日は早起きのかものはし。
ガソリンスタンド開店直後の7時に訪れて、灯油とガソリンを補給。
明日から真冬日が続きそうな札幌。
今日は暖かくなる予報なのだが、さすがに7時とあっては、路面はまだスケート場さながらの様相。
そんな路面を浅田真央並みのスケーティングテクニックで滑りながら帰宅。
トリプルアクセルは出来んかった。まだわしの車はスランプの中にあるようだ。
その武勇伝を相方に伝えたところ



「今日は車で出かけないように」



ううむ、先週の中山峠が効いておるんか。念を押されてしもうた。
しかし、注意されればされるほど冒険心がメラメラと燃えあがるかものはし。
空を見上げるとほら、先週と同じように晴れ渡った青空が「おいでおいで」と招いておるではないか。
しかも今日は日曜日。おお、高速道路1000円の日ではないか。
そういう日は「とりあえず道央自動車道」
新川ICからヤッホー♪と高速に乗り、ハンドルをハイヨー♪と南に取ったかものはし。



さて、走り出したはいいが、どこへ行こう。
晴れ渡った空を見てると、どこへでも行けそうな気がしてきます。
最近は宮崎帰省計画を立てておるせいで、頭の中には北海道地図ではなく日本地図の規模で表示されます。
このまま函館まで行ってみるか。
更にちょっと足を伸ばして青森まで行ってみるのもいいのぉ…と野望を燃やしつつ、計画を練るべく輪厚SAで作戦会議。
コーヒーを飲みつつ、ふと目に入った高速道路情報。



『豊浦ー落部間、凍結



ふむ、函館は無しじゃのぉ。
相方が止めても止まらないわしを、見事に止めてみせたのは「凍結」の二文字。
わしにとっては天敵である。
今度こそ、トリプルアクセルドーナツスピンまでキレイに決めてしまいかねん。
50キロ制限らしいが、わしなら更に2割引きのスピードで走り抜けるに違いない。



ということで、千歳で降りるという英断を下したかものはし。
そして支笏湖方面に曲がって、長い長い直線を観光バスと一緒に走り抜け…



やってきました、支笏湖。
ちょうど一昨日から開催されている支笏湖氷濤まつり
これで3年連続来ております。皆勤賞じゃのぉ。



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 青空に支笏湖が映える気持ちいい風景が広がっておりました。
まだ早い時間とあって、観光客も少なかったので、のんびり散歩をしつつ支笏湖を見ておったが、やっぱりキレイじゃのぉ。
北海道のこういう風景に弱いかものはし。
冬の北海道、しかも高所にある支笏湖において奇跡の1℃
大して寒くもなく、ようやく増えて来たバスでお越しの観光客に交じって歩き回りつつ、ようやく氷濤まつり会場へ。



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親子連れ・カップル連れが蔓延る中を、単身でカメラ片手にズンズン動き回るかものはし。
3年も来れば、どこに何があるか手に取るように分かります。
要所を押さえた観光ルートは、そこらのガイドさんより観光に貪欲な分、向いておるのではなかろうか。



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そして一通り見終わったら、小腹も空いてきたので、あげいもを購入。
これが、意外と美味しいではないか。
普通なら「やっぱり中山峠のがいいのぉ」とか言いながら中山峠に本場の味を求めて旅立つのだが、ここもなかなか美味い。
いやいや、中山峠のはもう少し美味しかったはずである。
これは確認しに行かねばなるまい



ということで、そのまま支笏湖畔を抜ける道を走り抜け、一路中山峠へ。
心配された路面の雪は、暖かさにも恵まれて滑る事も無く快適に走行。
そしてやってきた、中山峠の峠の茶屋。



前にも言ったが、道の駅のあげいもも美味しいが、わしのオススメは峠の茶屋。
道の駅のあげいもがオヤツ感覚ならば、こっちは主食。
甘味を抑えたガッツリなあげいもは、元祖な感じが漂っております。
これで今月3本目のあげいもじゃのぉ。
今年も中山峠のあげいも屋には、わしは多大な貢献をすることであろう。



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 中山峠から望む羊蹄山



そして中山峠を下って帰ってきました。
明日からはしばらく氷点下で暮らしていくらしい。
わしの車は再び冬眠に入る事になるんじゃろうか。
掘りだすのが面倒なので正直勘弁して欲しい。