仕事が長引くわ相方の体調が思わしくないわで、夕飯が22時過ぎになってしまった本日の鴨家。
今から作るのも何だかのぉ…ということで、ココスへ行ってきました。
人生二度目のココス。
何がウリかもよく分かっておらん。
しかし、相方と食べに行く時、暗黙のルールが存在します。
それは「いかに、相手の意表を突いた注文をするか」
お互いに「これ食べようかなぁ」とか「これなんか美味しそうだよね」という話をします。
非常に仲睦まじい光景である。
こんな会話をしてれば大概、相手が何を頼むのか分かるものです。
しかし、うちらは違います。
「これ頼もうかなぁ」とフェイントをかけておるんである。
「これなんかいいよねぇ」とゆさぶりをかけておるのである。
「これも食べたいのぉ」と、カモフラージュしてるのである。
相手に、自分が何を注文するのか悟られたら負けである。
これを食べたいと見せかけて、実は全然違うものを注文する。
そして、相手の意表を付けたら勝ちである。
さすがに毎回やっておっては読まれてしまうので、たまにこういうフェイントをかけております。
人生二度目のココス。
相方もここでフェイントをかけてくるとは読んでおるまい。
メニューを見ながら、だいたい決まったようなので呼び出しボタンを押す。
押してから、店員さんやってくる。
すでに注文は決まってるかのような顔をして待つ。
そして、相方が注文してる間が勝負である。
それまで散々何かを選ぶようにメニューを見ながらカモフラージュしとりました。
しかし、まだ何も決めておりません。
相方が店員さんに注文してる間がに決めねばならん。
その間に、いかに見つけるか。
わしは今まで見ていたメニューとは別の、期間限定メニューを手に取り、何食わぬ顔で食い入るように見る。
そして気になったものを注文。
チラッと見ただけでメニューを読みとる洞察力と、相手の意表を突くタイミングが大切。
今回は、うまく相方の意表をついたようである。
大成功じゃ。
…ところでわし、何を頼んだっけ。
そしてやってきた、妙に辛そうなカレー。
二種類のカレーが盛られた夏季限定カレー。
…わし、こんなん頼んだんじゃのぉ。
暑い夏は辛いもの…とはよく言うが、わしは夏はアイスクリーム派だからのぉ。
そして、カレーを食う。
辛っ!!
…何を頼んでおるんじゃ、わしは。
自殺でもする気か。正気の沙汰じゃないぞ。
美味しい夕飯を食べに来たのに、あわや最後の晩餐になるところではないか。
この蒸し暑い中、汗をかきながらカレーを食ったかものはし。
相方は美味しそうにハンバーグを食っておりました。
わしに意表をつかれた事などすっかり忘れたかのように。
しかし、慣れてくると美味かった。
住宅情報誌を見ながらドリンクバーで店内で粘って、日付が変わる直前までココスにおりました。
他にも何名か、日付が変わらんばかりの時間までおったようである。
ココス、なかなかやるのぉ。