かものはしの、すべる話 | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

かものはしの口遊〜くちずさみ〜

島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

日本中を吹き荒れた大雪もどこ吹く風と、平穏な日々の続く札幌のお天気。
ここんとこ、申し訳ないくらいに晴天続き。
だいぶ前に降り積もって根雪になっておるものの、その後は新しい雪が降り積もりません。
それどころか、幹線道路に至っては普通にアスファルトが出てるからのぉ。
とても、わしが想像していた札幌の1月ではありません。
たぶん、中国山地の方がもっと悲惨な事になってそうじゃのぉ



しかし、歩道はそうも行ってられません。
皆が踏み固めた甲斐もあって、見事なまでに磨かれて素敵な滑り具合を見せております。
場所によってはスケートリンクと見紛うばかりの輝きを見せる札幌の歩道。
そこを滑らないように歩くのが札幌の人間のすごい所。
ときどき、ランニングをしてる人とか、チャリで疾走する常軌を逸した超常現象を見ることがあります。。
あれは、どっかの超人かお笑い芸人のやる業である



そんな今日の帰り道。
それはそれは見事な輝きを見せる歩道を大勢の人が歩いておりました。
時に帰宅ラッシュまっただなか。
そんな人混みの中を集団でスケートリンクの上を歩けば、そら一人や二人は札幌市民失格な人がおるものである。
ものの見事に一人のオッサンが、それはそれは派手に転びましたとさ
札幌に住んでまだ4歳児のわしが今冬まだ転んでおらんのに、いったいこいつは何歳児なんだ。
しかし、転んだだけでは飽き足らなかった模様。
果敢に、わしの足を目がけてスライディングしてきたではないか。
超痛いわ!
イメージ的にはセカンドに滑り込んだランナーのゲッツー崩しのような見事な滑りかた。サッカー的にはレッドカードもの。日常生活では通報されても仕方のないレベルである。
わしが老人だったら、この一撃で三途の川を渡るところだったではないか



しかし、人の流れがあったんで、わしもそこで立ち止まる訳にはいかずにそのまま歩いて行きました。
惜しかった。
転んだところを、くにおくんばりのストンピングをお見舞いしてやるところだったのにのぉ。
まぁ、あれだけ人目も憚らずに見事なまでに転んだのである。
それに相応しい社会的制裁を受けていると思って気を晴らすしかないのぉ。