北の国から北の国まで【美瑛~富良野~夕張】 | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

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島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

旭川で朝を迎えたかものはし。
朝7時に出発すると一路美瑛へ。
美瑛といえばパッチワークの丘。まぁ、雪が溶けたばかりで大した景色じゃないだろう…と予想はしておった。
が、あまりにも何も無かった。耕した所と耕してない所が緑と茶色のパッチワークを彩るだけだった。おかしい、もうちょっとカラフルなはずなんだがのぉ。
美瑛

CMなどで使われたような有名な木がたくさん残るこの美瑛の丘。
ただ、ひとつもCMを知らなかったんでなんとも言えん。ただ、景色はなかなか良かった。
まだ朝っぱらで観光客はおろか農場の方すら出てきていない時間帯に、地図を片手にあちこち移動して写真を取りまくりました。観光客の鑑よのぉ。
クリスマスツリーの樹
クリスマスツリーの木
哲学の木
美瑛 哲学の樹

ジェットコースターの道というのがあった。
どんなもんだろう…と思って行ってみたが、こりゃすげぇ。アップダウンがある道かと思ったら、ものすごい急勾配の長い下り坂とかあって、ちょっとド迫力。
ちょうど研修中のバスも来ておったが、新人運転手のバスがこんな急勾配を下った日には、ジェットコースターに勝るとも劣らないスリルが味わえることでしょう。
ジェットコースターの道
ジェットコースターの道
この急勾配、わかってもらえるでしょうか

そして、拓真館へ。
ここは美瑛を中心に撮影をする写真家さんの写真が飾られている展示場だが、すげぇ。
同じような風景を同じように撮ってるというのに、どうしてこうも写真が違うんだろう。やっぱり携帯カメラじゃダメだったかのぉ。

この拓真館には白樺の道もあった。ちょっといい感じだった。
白樺の木
拓真館 白樺の道

その後、昨日もスタンプを押しに訪れた「くまげら」へ。
かなり有名らしいこのお店。開店直後に行ったというのにほぼ満席だった。さすがGW。というか、まさかここまで混むとは甘く見ておった。
どうにかカウンター席に座ると、「和牛さしみ丼」を注文。
何と、和牛の刺身をマグロ丼のようにちりばめた丼である。超豪華じゃのぉ。
更にメニューには「熊の生姜焼き丼」という魅力あふれる丼もあったが、高かったので断念。鹿バージョンもあり。豚など頼んでおる場合ではない。
納豆ミルク」とか「とんかつ茶漬け」なる想像力豊かあメニューまであった。しかもこれが倉本聰の発案だというからさぁ大変。
まさか、北の国からを崇拝する我々が倉本さんを否定する日がやってくるとは思わんかったのぉ。
美瑛の顔
美瑛で見つけたナイスガイ


それから、車で2時間くらいドライブして、今や宮崎と並んで話題の街、夕張へ。
財政危機からの復帰を目指す夕張。新市長も決まった今、夕張はどんな風に変わったかと思い、行ってきました。

夕張といえば石炭と黄色いハンカチ。
ということで、黄色いハンカチ思い出広場へ。

別にこのドラマは知らないんだが、黄色いハンカチくらいは知っておるし、観に行くかと行ってみたのだが…何かがおかしい。
行ってみると不思議な看板が。どうやら「ぐるっと夕張」というチケットがあれば、夕張の観光施設をバスで回れるらしい。チケット代は3000円
まぁ、夕張で見たいのは黄色いハンカチと石炭館くらいなので別にいいや…と思って黄色いハンカチ広場へ行ってみると

ぐるっと夕張のチケットが無いと見られません

マジでか?
これを観たければあの3000円のチケットを買わねばならんのか?何て強引な商売なんだ。
幸い、今はまだ黄色いハンカチ広場を写真で撮ることはできたが、将来的に入場出来なくする見通しらしい。なんてアコギな商売なんだ。
黄色いハンカチ
幸せの黄色いハンカチ

もうひとつ観たかった石炭歴史村へ。
ここも「ぐるっと夕張」のコースに入っておったが、入る事は出来んかのぉと思って一応行ってみた。
駐車料金500円だった。ここに入って駐車料金を取られた上に3000円のチケットを買えとか言われてはたまらんと思って、一応確認してみたところ、やはり「ぐるっと夕張」チケットは買わねばならんらしい。

…やむなく、そのままバックして石炭歴史村を後にしたかものはし。
マジかよ。こんなんで夕張観光を再興出来るのか?さっきからすれ違う「ぐるっと夕張」バス、GW期間中だというのにほとんど乗ってないぞ。ガソリン代の無駄遣いではないか。
新しい市長には、その辺をどうにかしてくれるのを願うしかないようだ。

幸い「ぐるっと夕張」のコースに含まれていなかった夕張メロン城へ立ち寄った。
ここに行けばメロンの試食とか出来るかのぉ…と思っていったが、富良野ワイン城と同じく、ここもメロンのブランデーの工場だった。
仕方ない。試飲くらいして行くか…と買い物スペースに行ったが、試飲が出来るはずなのに試飲コーナーが無かった。試飲分が売り切れたのか、それともわざと置いてないのか。
しかし、せっかく来たのだから…と、ささやかに夕張に貢献してきました。
メロン城
夕張メロン城

その後、夕方ようやく札幌に戻りました。
夕張メロン城で購入したメロンのブランデーを飲んだ。
…夕張の今後の為にあえて言わせて貰うとしたら、なんじゃこりゃ
めちゃくちゃ甘いのに、結構キツいんで変な感じだった。
しかも、合成着色料が満載だし…夕張の観光協会はもう少し根本的に観光地の質を高めた方がいいと思います。いや、本当…
メロンブランデー