生まれは新潟、育ちは島根、そして現住所は北海道と、全国を無駄に渡り歩いているかものはし。
そんなかものはしの本籍地は、何を隠そう今話題の宮崎県。
そう、あの就任以来の活躍が光り輝く知事のところである。
祖父母がまだ元気だった頃は盆と正月に帰省しておったのですが、今まで宮崎で暮らしていた時期はわしの人生にありません。今後も実家を継ぐよう強制されない限り無い予定です。
しかし仮にも本籍地の宮崎に愛着が無いわけもなく、ちょうど東急でやっておった宮崎物産展に足を運んで参りました。
「宮崎をどげんかせんといかん」と宮崎弁で語った東国原知事。
宮崎弁の使い手として思い出すのは、今期限りの引退も囁かれる千葉ロッテのジョニー黒木、いつの間にか解散していた0930と、今後の県政に不安がよぎる顔ぶれが並び、更に宮崎あおいファンが「宮崎参り」と称して宮崎県にやって来るのを期待していた矢先の電撃結婚。これが宮崎の致命傷にならないことを祈るばかりである。
さて、4月から両親が宮崎へ転居して、そのまんま県政がそのまま我が家の将来を左右しかねない状況にあって、日本で一番宮崎から遠い地域に住んでるかものはしにとっては何の貢献もする事が出来ないだろうと思っておったが、ブームに乗って札幌でわざわざ宮崎物産展など開いた札幌東急。
まぁ、宮崎物産展を開いて客が見込めそうな時期など、このタイミングしかないでしょうなぁ。
さすがは県政そっちのけで宮崎PRに情熱を注いだだけの事はあり、客の入りは上々。右も左も東国原知事のイラストが並んでおりました。
しっかりここで宮崎に金を落としてもらいたいものです。…まぁ、東急に落ちるだけなんですが。
さて、物産展の会場を見てまわるかものはし。
…なんじゃこりゃ。こんなものが宮崎の名物なのか?
というものが結構並んでおりました。宮崎のどこかでは売られているのかもしれんが、もっと有名なお土産があるような気がするが…みたいなものばかりでした。
そもそも漬物なんぞ、どこでも売っておる。
焼酎コーナーは妙に品揃えが良かったが、確かに芋焼酎の多い宮崎といえども、どこからどこまでが宮崎のものか怪しいほどの数が並んでおった。半分以上は鹿児島産ではなかろうか。
服とかゴーヤまで取り扱っておったが、明らかに宮崎ではありません。便乗するにも程があります。こんな品揃えで宮崎に行ったような気になられてはたまりません。
東急をどげんかせんといかん。
わしの中で宮崎といえば、日向夏とカボスなのだが、カボスなんぞ見なかったなぁ。あれが無くてどうして宮崎物産展といえるであろう。
はまぐり碁石もありませんでした。あれは日向市限定かのぉ。あれがあったら意味も無く買ったというのに、非常に惜しかった。
有名なお菓子といえば破れ饅頭くらいだった。あとはよく知らんものばかりでした。日向夏サブレが食いたいのぉ。
宮崎といえば南蛮揚げだが、無かったのぉ。わしの中ではあれは全国で十分通用すると思うだが、知事が今後、南蛮揚げのアピールをしてくれるのを期待するしかない。
せっかくなので、わしもちょこっと宮崎に貢献してきました。
これで帰省の時は、胸を張って堂々と宮崎の地を踏めそうです。
夏に母校の益高全体の同窓会があるらしい。
行きて~、すげぇ行きたいんですが…
…無理です。当然です。地理的に。金銭的。
せめて東京でやってくれんかのぉ。
もしくは、石見ー札幌便を就航させてほしいものです。
石見空港をどげんかせんといかん。