戦うサラリーマン | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

かものはしの口遊〜くちずさみ〜

島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

世間では3連休明けの本日。

…まぁ、わしは普通に仕事だったんですが…

エジプトのピラミッドを造る時はきっとこんな気分だったんだろう…と思わせる人を人と思わないような仕事量。 幸い、昨日の出勤時にこっそり今日の分も準備しておいたので他の人よりは順調にこなせたものの、職場はかなり陰鬱としておりました。 今日の様子を思えば、やはり昨日は仕事が捗ったのぉ。 何しろ昨日はボスがおらんかった。 さすがボス。不在の時ほどその存在感を遺憾なく社員に知らしめるあたり、並みの管理職とは違います。 更に辞表など出そうものなら、その存在感は永遠に語り継がれるかもしれません。 『職場・暗黒時代の支配者』としてそろそろ伝説になるのも良いのではなかろうか。

 

そんなグチを零しながら、車に乗って路面の凍る道路をパラリラパラリラ~♪と走って、仕事をしておりました。 スポーツの世界では、紙一重のところでシノギを削るのがプロの業。 わしも仕事のプロとしてその姿勢を見習わねばならんのぉ…ということで、「駐停車禁止区間でいつまで駐車していられるか」という方向違いの紙一重の勝負に出たかものはし。

 

ルールは簡単。 緑のおじさんか、警察に見つかったらアウト。 見つからずに仕事をこなせれば勝ち。 非常にシンプルなルールながら、かなりリスクの大きいこの勝負。 いつもならこんな危険な橋は渡らないのだが、今日の仕事量の関係で勝負に出ざるを得ません。

 

しかし、挑まれたからには受けて立たねば男が廃る。 緑のおじさんたちが徘徊する地域に車で乗り込むと、おもむろに車から降りて仕事開始。 周囲を見回して、わしより先に捕まるであろう車を捕捉し、あの車が捕まった場合にかかる時間を計算。 その時間内なら安全に動き回れる…と言い聞かせながらビルに入って仕事をしてきました。 まぁ、その車が移動してしまったら元も子もないのだが、きっと大丈夫…という願望に近い自信を胸に仕事をこなすかものはし。

 

しかし、そんな安全圏でばかり仕事をしていて、果たして胸を張ってプロといえるだろうか。 真のプロを目指すのならば、安全圏など度外視し、並の人間ならば恐れおののくようなことを達成してこそのプロではなかろうか。 昨春に泣けちゃうほど切ない罰金1万5千円を払ったというのに、喉元過ぎてすっかり忘れ、伝説になるべく車を乗り捨てたかものはし。

 

そしてそんな事を何度か繰り返しておるうちに自信が確信に代わったかのようにだんだん犯行が大胆になってきたようで、駐車違反を気にして走っておった序盤がウソのように歩いて移動をする始末。 大丈夫、わしの勘が大丈夫と言ってるうちは大丈夫…という何の裏付けを自信を胸に頑張っておりました。 たぶん、何かに取り憑かれておったのでしょう。並みの所業じゃございません。

 

そして無事、仕事も終了。 これはもはや伝説になるであろう放置時間を記録。 しかし、かなり心臓に悪い競技なので、なるべくしないで済むような仕事をしたいものである。 どれもこれも、ボスのせいにしておこう。

 

夜、テレビを見ておったが、『地球最大のTV動物園』がヤバい。 テレビを見ながら悶絶しまくっておりました。 イヌやネコはもちろん、シロクマもヤバかった。 笑いあり、涙あり、萌えありの超素敵な番組でした。 今回が第2弾。第三弾の時までにはDVDデッキを復旧させておかなければ…