日本政府は、これまで登録に向けての動きに懸念を示し、ユネスコにも働きかけて来ていたが、記憶遺産に登録の事態を受け、ユネスコおよび中国に公式に抗議することを表明した。ユネスコへの分担金の支払いを保留することも示唆している。日本は米国に次いで2番目に多額の分担金を負担してきた。
「南京大虐殺」は根拠とする資料や証言が曖昧で史実とは認められないことがすでに明らかになっている。いかにも史実であるかの如く伝えられてきた、あくまで中国共産党政権による反日プロパガンダに過ぎない。そもそも当時の南京の人口などから考えても30万人大虐殺などありえない話である。旧日本軍はむしろ南京の住民に歓迎されていたとの資料が残っている。
はっきり言って「南京大虐殺」の記憶遺産登録はユネスコの大失態である。特定国家の政治プロパガンダに利用されたのが今回の事態である。
ユネスコはこれまで、世界の歴史的文化的遺産を保護することに貢献してきた。とても意義ある仕事をしてきた。そのことのために各国は拠出金の分担に応じて活動を支援してきたのである。
しかし、このたびは明らかに歴史的にはあり得ない捏造された資料を「遺産」として登録したのである。日本の遺憾の表明や働きかけも無視した形になった。記憶遺産登録を申請した中国の意図は明白である。
「文化」とは何の関係もない政治意図丸出しの「遺産」登録を認めたことでユネスコの権威は地に落ちざるを得ない。これまでの業績を踏みにじる異常な登録である。
習近平中国共産党政権そこまでやるか！である。それに乗せられたユネスコである。今後大混乱が待ち構えている。
中国の「南京大虐殺」記憶遺産登録受けて韓国では「従軍慰安婦」の登録を目指すという。何をかいわんやである。
ユネスコもまた中国もしてはいけないことをした。今回の世界遺産の理念にもとる行為によってユネスコの権威は完全に失墜してしまった。今回の登録を取り消さないならばユネスコの世界遺産登録は極めて政治的なものとなり、これまで登録された世界遺産そのものが価値を失う結果にもなるであろう。
中国はこのことで一見勝利したかにみえるが実は自らの国の信用信頼をますます下落させる結果となるであろう。そのことを覚悟しなければならない。
はっきり言おう。歴史の捏造はしてはならない禁じ手である。歴史を捏造するものは最後はその歴史自体によって審判される。
その方向に突き進む中国もそれに追随する韓国も今後歴史の審判を受けざるを得ないであろう。
事実を隠蔽し、あるいは捏造して自らの権力を維持する試みは単に国家だけではない。企業も組織も時としてそのような手法に走ることがある。その末路は明白である。
真実を見る目を持とう！最期は真実と事実がすべてを物語るのが事実としての歴史なのである。どのように事実を隠蔽し虚偽の「史」を書いて事実に見せかけてもそれらはすべて暴露される時が来るのである。事実は隠蔽しきれない。誤りは必ず正されるのが本当の歴史なのである。
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