日本マクドナルド失速の原因 | キビコジのブログ

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今日目にした外食産業誌(Food Biz)の広告にマクドナルドの没落の原因を[元役員が重い口を開いた。]との記事があった。
最近のマクドナルドの凋落が激しい。以前は家族連れでにぎわって座る席も無いような状態が続いていたマクドナルドがいつ行ってもガラガラの状態である。おかげで我々には行きやすく少々長居しても気兼ねのない状態が続いている。実際は売り上げの大幅な減少の状態が常態化して、ほとんど回復の見込みが立っていないのが実情である。その原因についての元幹部の証言が次のごとくである。
[目次からの引用]
A・創業者「藤田田」の名前が日本マクドナルドの歴史から抹消されている。おかしいと思う
B・「高質化、成熟化」の日本市場に合った商品開発に本腰を入れる時がきた
C・失敗は、人を育てなかった、人材を切り捨てた、これに尽きます
D・日本はアメリカの「州」。アメリカの命令を忠実に実行し続けてマクドナルドは壊れた

Aの「藤田田」とは日本マクドナルドの創業者である。マクドナルドの創業者に直談判して日本でのフランチャイズ権を獲得し、銀座の三越店を皮切りに日本全国にマクドナルドを展開していった。日本語表記を日本人に読みやすい「マクドナルド」にしたり、日本独自のメニュー「てりやきバーガー」を米本部の反対を押し切って実現していったり、独自のやり方で日本に定着していった。「ユダヤ商法」の本がベストセラーになったことでも有名である。
しかし、藤田田氏が亡くなってからは日本マクドナルドには米本部の意向をくんだ原田氏などがCEOとして着任して、藤田色を日本マクドナルドから一掃していった。原田CEOは独自のやり方で売り上げを伸ばしていったが、最終的には販売の伸び悩みさらには失速をもたらし、現在のカサノバCEOに代わった、しかし異物混入問題などもあり、様々な不手際も重なってマクドナルドの信用は失墜。利用者の回復は極めて難しいのが現状である。
藤田田氏は、マクドナルドを日本で展開するにあたって、日本人に受け入れやすい方式をもって、米本部のやり方とは違った手法を取り続けてきたが、そのやり方を否定したことが業績低下の一番の原因かもしれない。

Bも同様であるが、現在日本の消費者はより「高質化、成熟化」を求めている。単に安いだけのものは消費者が飽き飽きしてきている。今は差別化、高品質化したものが生き残っていく時代になってきている。そういう時代にマクドナルドは相変わらず低価格路線を進んで行った。今。高級化を目指そうとする動きをマクドナルドはしているが、同じ価格ならモスバーガーやバーガーキングの方がいいというのが現在の消費者の心である。
日本独自のメニュ開発にも消極的でひたすら全世界共通を目指してきたマクドナルドには限界が来て当然である。

C.藤田氏が亡くなってアメリカの本部はアメリカの言うままに動くものを重用し、藤田氏の時代に働いてきた多くの社員を切り捨てる愚挙に出てきた。そのため経験豊かな社員たちは出ていって、ただ言われるがままにしかできない社員が残っていった。残った者たちにクオリティーや創造性を要求することは難しい。創造的なやる気のある人物をみんな追い出してしまったのだから。

D.アメリカ流のやり方を闇雲に日本に押し付けたのが一番の誤りである。日本人顧客の心理や、従業員のモチベーションが上がるようなやり方においても失敗した。数字だけを追求した結果、一番大切な品質や、いかに顧客を喜ばすという最も基本的なことが軽視されてきた。米国流の押しつけが日本の顧客から嫌われたというの一番大きな原因かもしれない。

マクドナルドの失敗の教訓は他の業種や組織にも共通する問題だと思う。

マクドナルドの失敗に至る原因は、某教団にも共通にあてはまることのようである。

1.創業者の否定や歴史からの一掃。
2.クオリティーの向上への努力の欠落。
3.人を大切にしない。反対したり従わないものを切り捨てる。結果は誰もいなくなる。
4.現場、現実を無視した方針の一方的押しつけ。現地の国や市場の状況を無視した一方的なやり方は、組織や運動の進展を阻害して破綻させる一番大きな原因となる。


家庭連合(統一教会)にも同じことがあてはまるでしょう。

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げん