戦後70年「今からは新しい時代を」~過去の歴史を顧みるところから | キビコジのブログ

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日露戦争以降の問題~5・25事件~2・26事件のことを取り上げようと思っていたが、今日は安倍総理が国連で演説とのニュースがあり時の話題から考えることを少し記事にしました。


安倍総理が国連で3年連続の一般討論演説を行った。安倍総理は難民問題についての日本の貢献と共に安保理改革についての強いメッセージを発信した。
国連の安全保障理事会は国連参加国が大幅に増えた今日も70年前の構図のままの状態が続いている。
日本は常任理事国入りを訴えている。今後の世界の平和と繁栄のために日本が安保理入りして貢献できることが極めてたくさんある。
第二次大戦の戦勝国が常任理事国を占有する体制は、戦後70年を経た今日改めるべき時に来ているだろう。日本も敗戦国という立場を克服して積極的に世界平和と繁栄に積極的にリーダーシップを取るべき時が来ている。
安倍総理の積極的な取り組みを歓迎したい。


しかし、日本国内も戦後GHQの主導する中で制定された日本国憲法が様々な問題や限界をもたらしているにもかかわらず「改憲反対」の声はいまだに根強い。安保法案は成立したがまだまだ国民の総意とまでは至っていない課題がある。

ところで、「スカートの風」で有名になり、今は日本に帰化して文筆、評論活動している韓国出身の呉善花さんの書いた「韓国併合への道」(文春新書)の「はじめに」の中に歴史を顧みることについての一文がある。

呉善花さんは「韓国併合への道」執筆の動機として「韓国が日本に併合されるに至った『韓国側の問題点』の徹底的な究明」をあげている。
「韓国併合へと至る道は朝鮮近代の敗北の歴史を意味する。なぜ敗北したのか、その自らの要因と責任の所在を真摯に抉り出す作業がいまだになされていない。戦後の韓国で徹底的になされてきたことは『日程36年』の支配をもたらした『加害者』としての日本糾弾以外にはなかったのである。
それに対して戦後の日本では、日清日ロの戦争から台湾・朝鮮の統治、満州事変を経て太平洋戦争の敗亡に至った日本側の問題点や責任の所在を明らかにする作業が、さまざまな立場から広く展開されてきた。」

小生などは今頃になって「近現代史」を勉強しないといけないと思い始めているくらいで、大半の日本人も近現代史の反省などほとんどしていないのが実情だと思うから、呉善花さんのこの記述は実に気恥ずかしい思いがする。それでも日本では様々な研究者が、客観的に冷静に、近現代史を解析し、その問題点や反省点を明らかにしてくれているので、今は国の指導者から一般国民に至るまでがしっかりとそれを勉強して新しい時代を出発る時が来ているものと思われる。

最近当ブログは、日本の近現代史スポットを当て、一緒に考えながら新しい時代を切り開いていければと考えている。

安倍晋三総理大臣はそのあたりをしっかり見据えながら、戦後日本が敗戦国として歩んできた70年から、今はそのすべての反省と教訓から世界の平和と繁栄にその反省を土台に貢献していく新しい時代を開拓していく出発をしている時だと思う。

東アジアの、韓国・朝鮮、中国および周辺国との関係も新しい時代をもたらしていかなければならないと思う。
そのためには、日本が日本としてだけの反省や歴史の検証をするだけでなく、韓国・朝鮮や中国の立場での歴史の検証も必要だと思う。

日清戦争が1894年、日露戦争が1904~1905年、日韓併合が1910年である。そして1945年の日中・日米戦争の終結、すなわち敗戦で歴史が一区切りを迎える。
今日、日韓日朝、日中関係が大変難しい局面に至っているが、この局面をどのように乗り越えていくのか、そのためにはこの間の正しい歴史認識が不可欠である。

歴史の検証は、ある特定のイデオロギーや政治的利権や経済的利権に左右されてはならない問題である。客観的事実に基づき、冷静な判断と見識が要求される。

家庭連合(統一教会)ブログ村では、実に様々な見解や意見が連日のごとく紹介されているが、最終的に求められるのは、客観性と事実性である。
そして、われわれ自身の良識と見識が求められている。

歴史を学びながら我々が行くべき道を冷静に考えてみることが大切ではないだろうか!


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げん