本読みました【4冊 凪良ゆうさん,小野寺史宜さん,染井為人さん】 | メバチ母のブログ

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旅立ってしまったセキセイインコの名前がメバチ、なのでメバチ母です。

赤ちゃんの時、目がぱっちりして、とてもかわいかったので!

病気や体調、その時々の思い、読んだ本などを記録に残したいと思います。

ベンゾ系リボトリールを1年8ヶ月で減断薬しました。

風邪から咳喘息に移行したようです。
以前も苦しんだ症状です。
ママ友が久々に会おうと言ってくれたのですが、これはムリだわ。
話が出来ません😭

今回、あらすじ、感想がいつもより長いです。
飽きずに読んでいただけるでしょうか…?
これもムリかも…😆



読んだ本です
『汝、星のごとく』凪良ゆう

風光明媚な瀬戸内の島に育った暁美(あきみ)と自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は惹かれ合い、すれ違いそして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐひとつではない愛の物語。


購入しての再読です。
『星を編む』を読む前に絶対もう一度読み直したくて…!
記憶に残っていると思ってましたが、細かいところやっぱり忘れてました💦
読んで良かったー!
購入して良かったー!
手元に置いておきたい1冊です。

1回目ほど入り込まず冷静に読める感じかな…と思いつつ読み始めましたが、気づいたら一気読みでした。
最後の方は涙腺緩みっぱなしでした。

大恋愛小説だと思っているのですが、その中にヤングケアラー、遠距離恋愛、根深い男尊女卑、LGBTQ、SNSの恐怖、他沢山の問題点も盛り込まれていて、何とも凄い小説と出逢ってしまったこと再確認しました。
皆さんが入り込んで出て来れない気持ちもわかる気がします。
同時に凄い作家さんと出逢ってしまったわけですね。
イヤ〜、再度参りました。
(2022年11月19日に簡単に感想書いてます…上手く貼れずでm(_ _)m)



『星を編む』凪良ゆう

花火のように煌めいて、届かぬ星を見上げて、海のように見守って、いつでもそこには愛があった。
ああ、そうか、わたしたちは幸せだったのかもしれないね。
『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語。

「春に翔ぶ」
櫂と暁美、二人を支えた教師・北原が秘めた過去。
彼が病院で話しかけられた教え子の菜々の抱えていた問題とは?
「星を編む」
才能という名の星を輝かせるために魂を燃やす編集者たちの物語。
櫂を担当した編集者二人が繋いだもの。
「波を渡る」
花火のように煌めいた時間を経て、愛の果てにも暁美の人生は続いていく。
『汝、〜』の先に描かれる、繋がる未来と新たな愛の形。


こちらは借りた本です。
3篇のうち2篇は小説現代で既読でした。

「春に翔ぶ」
北原先生のスピンオフ。
先生の懐の深さを改めて感じました。
いろんな思いがあったのね…。
見た目が多少イケてなくたっていいじゃないか!と思える北原先生。

「星を編む」
編集者2人のスピンオフ。
命かけて仕事に取り組んでる様子が描かれていて、出版会社の厳しさとやり甲斐とに目からウロコ。
ただ、二階堂さん、あまり好きじゃないかも…と思ってしまいました。
才色兼備ですけどね…、櫂くんと寝た過去が、私としては許せない!
えっ?なにムキになってんの?
(この2篇、2023年5月31日感想書いてます)

「波を渡る」
その後の暁美と北原先生。
これで物語が終わるのかと思うと読み進めるのがもったいなくて、ゆっくりゆっくり大事に大事に読みました。

暁美さん、一人の女性としての人生、苦労したけど、辛かったけど、素晴らしいですよね(ああ、安っぽい言葉しか出て来ない、歯がゆい…)
早くにお別れが来てしまったけれど、ここまで愛しい人と出会うってない!
少なくとも私には…ない…。
自分と比べるなよってところですかね^^;
その後の北原先生との生活もいろんなことがあったけど、怒涛の渦の中、煌めく火花のような櫂くんとは違って凪いでいる海のよう。
どちらも幸せって、羨ましいなあ…、でも自分はここまでの波乱万丈乗り越えられないな…、ああもう、言葉にできない…!

この本も手元に置いておきたいと思いました。




『天使と悪魔のシネマ』小野寺史宜

結婚を控えた地下鉄の運転士、酔って駅のホームに立つDV男、仕事を辞め恋人も失った無職の若者…狙いをつけた人間の行動に絶妙なタイミングで介入し、運命の調整をはかる天使と悪魔。
関わりがないように見えていた登場人物たちを背後で接近させ、より合わせ、人間たちが気づいていない、もうひとつのドラマを浮かび上がらせていくーー。


癒やしを求めて小野寺さん登場!
ですが、この本はそこまでの癒やしではなかったかな…。
題名通り、悪魔も出てくるし、死を扱ってるし、登場人物みんながみんな良い人でもない話もあるしで。
奇想天外な話ですけど、小野寺史宜さんの本は好きです。



『悪い夏』染井為人

26歳の守は生活保護受給者のもとを回るケースワーカー。
同僚が生活保護の打ち切りをチラつかせ、ケースの女性に肉体関係を迫っていると知った守は真相を確かめようと女性の家を訪ねる。
然し、その出会いをきっかけに普通の世界から足を踏み外してーー。


最近の本は予約数が多いので、以前の本を借りてみました。
一気読みしました。
第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞しただけあって、面白かったです。

社会福祉事務所のケースワーカーが、生活保護者の面会をするところから始まって、ヤクザ絡みのたいへんな修羅場になるまで、目を離せなかったです。
真面目な佐々木守さんが落ちていくのは辛かったし、壊れた守さんのところに相談に来てまともに取り合って貰えなかった佳澄さんとその息子の悲劇は胸が痛いです。
それにしてもみんな変!
まともだと思っていた宮田有子さんも何だよこいつ!でした。
こんなことがあるとしたら、怖いわー。
エピローグ、ゾワッとしました。
以前読んだ本はそこまで入り込めなかったのですが、やはり他の本も読みたいと思った作家さんです。


あと少しで図書館再開です。
混むかなぁ。
待ち遠しいです。

また来週です♪