本読みました【4冊 古矢永塔子さん,原田ひ香さん,染井為人さん,加藤千恵さん】 | メバチ母のブログ

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旅立ってしまったセキセイインコの名前がメバチ、なのでメバチ母です。

赤ちゃんの時、目がぱっちりして、とてもかわいかったので!

病気や体調、その時々の思い、読んだ本などを記録に残したいと思います。

ベンゾ系リボトリールを1年8ヶ月で減断薬しました。

今また、次々と予約本がやって来て、追いつきませ〜ん。
が、読まないで返却はちょっと悔しいので
読みます!



読んだ本です
『ずっとそこにいるつもり?』古矢永塔子

物怖じしない転校生の美月。
副担任の杏子はクラスで虐めの標的になることを懸念するが…。
アミの会短編アワード2022受賞作「まだあの場所にいる」など、予想外の展開&結末の全5作を収録。


初読みの作家さん。
ブログ内で好評のこの本、やっと読めました。
評判の?「BE MY BABY」わからないよ、これは…!ラストになるまで、絶対違う想像するでしょ!
詳しく書きたくても書けませんけどね(笑)
「まだあの場所にいる」も、あ〜そうだったのかー!わかりませんよ、ラストまで。
と、楽しませてもらいました。



『喫茶おじさん』原田ひ香

松尾純一郎57歳。
早期退職をし、現在無職。
妻子はあるが現在は別居中。
純喫茶巡りを趣味にしようと、コーヒーとその店の看板の味を楽しみながら各地を巡るが…。


皆さん、おじさんにイラッとされているようですが、私はいるよね、こういう人…
くらいの感じでした。
夫と長年付き合ってきた自分としては、もっとイライラしてきたので…(笑)
それに小説だし!
と言ってしまえば、身も蓋もないですね💦

何にもわかってない…けど、悪い人ではないし、美味しそうな食べ物がいっぱい出てきたので、そちらに気を取られました。
楽しく読めてしまいました😆



『震える天秤』染井為人

地方のコンビニで高齢ドライバーによる死亡事故が発生。
警察は加害者の認知症を疑い、責任能力を調査している。
違和感を覚え取材に乗り出したライターの俊藤律は、続々と予想外の事実を知ることになり…。社会派サスペンス。


はじめましての作家さん。
最新刊読みたかったけど予約数が多いので、まずはこちらから。
認知症の高齢者が事故を起こし…、しかしちょっと違うぞ、何か変だぞ…!という、話としては面白いと思ったけど、すごく好みの作家さんか?と言ったらう〜ん…かもしれません。
他の本を読んでみないとわかりませんね。


『この場所であなたの名前を呼んだ』加藤千恵

NICU(新生児集中治療室)
そこは精一杯の命のたたかいと、わたしたちが忘れてしまいがちな奇跡であふれている。
「騒がしい場所」「名付ける場所」「願う場所」など全7話を収録。


NICUに携わる人たちの連作短編集。
特に胸がギューッとなったのは「願う場所」
染色体異常、羊水過多、先天性心疾患、合併症、無呼吸発作。
18トリソミーの赤ちゃん。

わたしは、なにが違ったのだろう、幸せな妊婦でいることがなぜ許されなかったのだろう…?

出産にたどりつく前にお腹の中でなくなってしまうことも多く、なんとか産まれても半数ほどは一ヶ月以内に9割ほどの子が1年以内に亡くなってしまうというデータがある。
心(ココ)ちゃんと名付けられたその子は
37週、帝王切開で1700gで産まれ、2ヶ月後に2000gでこの世を去る。
筋肉の反射などではなく、笑いながら…。
連作なので後日談もあります。

薄い本ですが、中身の濃い1冊です。
加藤千恵さん、実力派の作家さんだと思っています。


医療費の計算や、いろんな資料などの整理をしたいのですが、まずは読書優先の日々です。
読書を口実に苦手なことを後回し…、ツケが回って来るのはわかっているのですか…。

また来週です♪