動物病院ではあるあるな病気でも、飼い主さんの認知度が低い病気は結構あります。
 
その一つが肛門嚢破裂です!
 
犬と猫、どちらにも多い病気です犬猫

肛門嚢は肛門の両側にある分泌物を溜める袋です。
 
ここに細菌が感染し、膿が溜まることがあります。
この膿が多量になると、肛門嚢が破裂して、膿が溢れてきます。
症状としては下記のものが、一般的です。
○お尻を舐めている
○お尻を触ると怒る
○お尻から血膿がでてきた。
○なんとく元気がない

治療は簡単で、抗生剤を投与すればすぐに治ります。
 
お尻の周りは意識して見ないと、病気の発見が遅れがちです!ガンなど怖い病気が隠れていることもしばしばです。
 
実例紹介

猫のAちゃんもお尻の違和感で来院されました。
 
お尻を見てみると、やはり肛門嚢が破裂していましたえーん

 

肛門嚢の位置にぽっかり穴が空いています↓

 

Aちゃんには、2週間持続する抗生剤を投与しました。これで治るはずです。

 

シャア!!

 

怒ったお顔もかわいいAちゃんでした。


参考記事です↓