夏の間は、涼しげに目を楽しませてくれた道端の大きな睡蓮鉢。
骨董屋さんの前にいくつも置かれた立派な睡蓮鉢にはたくさんのメダカや金魚がいた。
あの子たちは冬の間どうするのだろう?
巨大すぎて鉢は室内に移動などできない。
いつかお店の人に聞いてみたいなと思って、先日犬の散歩で通りかかった。
鉢の水は見事にカチカチに凍っていた。
よく見ると、その氷の中には金魚の赤が。
春になり、この氷が溶けると凍った金魚やメダカも長い眠りから目を覚まし、
きっと何事もなかったように泳ぎだすに違いない。
そんなふうに思いたくなりました。