当地と彼の地、決定的に違うこと | 子育て万事再三ジレンマ

子育て万事再三ジレンマ

南半球の国で男女一児ずつ子育て中。

Facebookには書けない本気の親バカ話を本気で書くためブログを開始。

息子のU9コーチ復帰第一弾は、リーグ公式戦。

0-2ダウンから逆転して6-2で勝利しました。


U9の試合は20分ハーフで、7人制。そして完全均等出し。

息子が受け持っているチームのプレーヤー数は10人。全員が均等に出られるようにタイマーをセットして5分ごとに交代させる。なかなか忙しい。




さて、今日の本題。


息子が彼の地でのサッカーを経験して、豪州とは決定的に異なると、ものすごく衝撃を受けたことが2つある。



一つは、コーチの本気度。


コーチが本気で真剣で、あのテンションは豪州では見たことがない。


例えば、条件付き変形2vs2で、攻撃から守備に切り替わる時に全速力で戻ることを求められているのに、あるプレーヤーの戻りがジョギングペースだった。


そうしたら途端にコーチがそのプレーヤーの至近距離に駆け寄り、耳元に向かって怒号を浴びせながら自分もプレーヤーと一緒に全速力。


そんな事されたらトレーニングの手は絶対に抜けない。


息子はそう感じたようで、そしてあれがトレーニングのあるべき姿だと思ったらしい。



もう一つは、ミスをしてもチームメイトが文句を言わないこと。


これまた豪州ではあり得ない。


自チームなら、普段のチームトレーニング中でも試合中でも、チームメイトと息が合わなかったり、誰かがミスをした日には、文句の一つや二つはその都度出てくる。


それが全くなかったらしい。


しかもただ練習参加している外国人の息子に対しても、非常にポジティブで、誰ひとり排他的な態度はなく、心底驚いたらしい。


自分もそうありたいと、すごく刺激になったよう。


ただ彼らは努力しているわけではなく、育成の過程でそういう態度を身につけたということなんだろうね。


1クラブ内の3チームしか経験していないので、そのクラブのカルチャーなのか、はたまたスペインではそれが当たり前なのかは分からないけど。



息子は、将来的にコーチをやりたいと考えるようになってきていて、こういう技術面以外のこともとても興味深く映ったようで、これら2つの件は折に触れて何度も力説してくる。



自チームのトレーニングに復帰したら、これらの経験を活かして、チームのカルチャーを少しずつ変えられるといいなと思う。