娘、母の日に結婚式場を決める | 子育て万事再三ジレンマ

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南半球の国で男女一児ずつ子育て中。

Facebookには書けない本気の親バカ話を本気で書くためブログを開始。

今年の母の日は、これまでの母の日の中でダントツいちばんだった。


基本、あまり素直では無い母は、母の日だけ仰々しく扱われるのが嫌。毎日感謝していれば年一でわざわざ朝ごはん作ってくれたりしなくて良い、てな感じである意味捻くれている。

(実母が同じ様なことを言っていた記憶)


でもどうしたって、家族側が何かしないと気が済まないということが分かっているので、今回は前もって母自身からランチを催促した。


場所は我が家から1時間ほどのところにあるワイナリー。


母の日のセットコースで、値段はお高め。

夫チョイスには絶対引っかからない系。

でも娘が「今年は3人だから単価が高くなっても良いじゃん」と後押ししてくれた。


初めて行くワイナリーで事前知識もほとんどなく、ナビを頼りに道を曲がるとーーー

イタリアですか?という景色が見えて来た。


これはアコモデーションで、その奥にセラードア、レストランがある。


この日は天気がめちゃくちゃ良くて、レストランからの眺めはこんな感じ。


最近はワイナリーの建物も近代的というか無機質というか四角くてグレーの、良い言い方をすれば洗練された風情が多いけど、ここはもう、古い建物を丁寧に改装しましたという感じが好印象。


料理もとっても良くて、目も舌もお腹も大満足。
最後のデザートは食べ切れなかったので、お持ち帰りをさせて貰った。

それに最近その辺りにたくさんいる、お金持ちの若いアジア人カップルやグループの、食事や会話を楽しむより写真を撮ることに忙しい人たちは皆無で、そういう部分もすごく良かった。

我が家は本来男2:女2という家族構成だけど、今一時的に男1:女2。こんな時は女子の比率がアップすると、食事中の雰囲気も女子側に振れて良いなあという気づきもあった。

そして、母の日のプレゼントはこのランチなので、朝ごはんも物も何も要らないと念には念を押していたんだけど、テーブルに着いた時に娘がGODIVAのハートケースに入ったチョコを渡してくれた。

少し前に娘とショッピングセンターに行った時、GODIVAに入って2人でホットチョコレートを飲んだ。その時に、目に止まって「かわいいね」と言ったのを覚えていたみたい。

娘が自分で稼いだお金で初めて買ってくれたもの。本当に母冥利に尽きる!



息子からは、なぜか前日の土曜日に元気よく

ハッピーマザーズデー!とメッセージが届いた。

遠くにいるからこその、今までとは少し違う、実感がこもったメッセージに心が温かくなった。


その一週間前、彼の地の母の日に、プレーヤーがお母さん(など)と手を繋いでピッチに入場するシーンが話題になっていて、いつかそれをやりたいとリクエストしておいた。もちろん快諾。


きっと実現すると思う。




そして娘は、このワイナリーの雰囲気や食事が大層気に入って、ここでウェディングをすることに決めたらしい。


何年後の話だろう。