3択で松竹梅のメニューがよくあります。
松が最高値で梅が最安値。大体真ん中の竹を頼むか、接待側なら松を選びます。
自腹のときは梅かもしれません。
IT企業の営業では御用聞きセールスではなく提案営業がおすすめです。
提案営業で3択の提案は御用聞きと同じです。松竹梅と揃えましたがどれがいいですかでは御用聞きになります。
提案なのですからクライアントにベストな選択をしていただくため、最初に最良の松を提示します。他にないかといわれたら梅を提示します。梅を選ばれたら今後深掘りはむずかしいかもしれません。
あるオールドエコノミーのオーナー企業では、オーナー決裁の案件では、できるだけ多くの提案書を用意します。紙の厚さで可視化します。オーナーがお前はどれがベストとかと質問します。その時に実現可能性のある現実的なA案を出します。オーナーは提案を聞いたあと、他にないかと質問します。そのとき、実現不可能・非現実的、門前払いされるようなB案を出します。それでベストなA案が承認されます。ところがときどきB案が魔がさしたかのように承認されることがあります。そのときはオーナー企業ですから全社態勢で取り組みます。そして顛末が酒席での自慢話に昇華します。
いい時代でした。