夕方から夜にかけて、初めて会う相手に「おはようございます」と声をかける業界があります。
始業時間が夜の職場では、「おはようございます」が一般的です。
芸能界も同じ理屈です。
最初の職場がホテルでした。
新入社員教育で夕方の研修を担当した従業員が、新人に「お早うございます。」と声をかけました。一瞬違和感を覚えましたが、これがこの業界のしきたりと思い、一日でも早く慣れるようにがんばりました。何日か経つと、違和感はキレイになくなりました。
長い間忘れていたこの挨拶を、昨夜しました。
出張先のホテルで、イベントに招いた演歌歌手の一行に、楽屋であいさつをしたとき、こちらはお願いする立場だったので、夜6時を過ぎていましたが、「おはようございます。」と大きな声であいさつしました。演歌歌手の先生も返してくれました。
不思議な感覚でした。今はすでに異業種の人間ですが、違和感なく、仲間入りできたような気がしました。長い間忘れていた感覚です。
なつかしいあの頃を思い出し、得した気分になりました。