東女に行った同級生 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

砂をかむような味気ないと歌われた大学受験を団塊の世代が戦っていた時代。
模擬試験で格下の同級生を相手にせず、競合する仲間とのみしのぎを削っていた高校生がいました。この人は、少し前に皇族が通学したことで存在感を示した三鷹の大学を滑り止めにして、荻窪の女子大に入学し卒業しました。

この人が高校生の時、学校では今でいう天然のふりをしていました。受験生ブルースのごとく、ライバルに対して詰めの甘さを装い安心させ、本番でしっかりごぼう抜きをして第一志望の大学に見事合格しました。

島田棒氏がプロデュースしたヘキサゴンのおバカキャラのタレントたちも、一定のポジションを得ると本来の賢さを前面に出してしっかり稼いでいます。天然とか言われる人たちの賢さと計算高さを、半世紀も前に証明してくれたのが、東女に行った同級生でした。