経営者に失望 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

勤め先の将来性に見切りをつけた知人が社長に辞表を出しました。社長は辞表を預かり、会長が面談しました。

会長の言葉:潰れるかも知れない会社へ行くとは、別に理由があるのではないか

会長発言が背中を押してくれたようです。会長は鈍っています。もう追いつきたい経営者ではないと感じました。「別に理由がある」のは当然でしょう!

定番の退職理由:経営者に魅力がなくなり、最近では先行きにあまりいい話も聞こえてこないし、このままでは会社は危ないと判断。

経営者は常に自分の会社が潰れるかもしれないという危機感をもって経営していると思っていました。大企業のチャプターイレブンの事例がたくさんあっても、ご自分の会社だけは、潰れないと慢心されているのでしょう。

自分なりの経験では、こういう会社はすぐにはつぶれませんが、外的要因によって事業継続が危うくなると、心肺停止がやってきます。

吉野輝一郎