MUFGで普通預金口座の住所変更をしました。 | 団塊世代の"愚考にため息"

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ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

MUFGで普通預金口座の住所変更をしました。

この銀行は一般個人ではなく法人に気を使う銀行と地元住民に配慮する信金みたいな銀行が合併してできたフィナンシャルグループです。いまでは、旧何とか系と口にする行員はほとんど現場からいなくなり、合併時の企業風土の違いを知らない世代が窓口業務を担当しています。

この銀行は、窓口ではまず立ち上がってお客さまを迎えます。これはM系の行員にはなかったおもてなし(やって当然の接遇なのですが)です。それから、昨日気がついたことがあります。窓口では、お客様は肘掛のついた椅子が用意されています。対応する行員の椅子は、肘掛なしのいわゆる平社員の椅子です。

それがどうしたといわれると、実は、年金事務所が逆だからです。年金をめぐってずいぶんバッシングがあったはずですが、彼らは打たれ強い役人です。4年前に社会保険の変更届に当時の社会保険事務所に行きました。担当官は、昔のテレビドラマの小道具のような白い布カバーのついた立派な肘掛付きの椅子を使っていました。それに対して、社会保険料納付者は折りたたみのスティール椅子でした。

社会保険料納付の変更を民が官にお願いし、官は許認可するという図式です。安物のスティール製丸椅子に座っている民は、肘掛椅子の官の給料の原資を拠出しているはずです。年貢を取り立てる役人のほうが偉いというのは、古来より続く支配と被支配の関係を明確にするためなのでしょう。