従業員7500人付き | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

IBMは2005年にパソコン事業売却に続き、今回は低価格サーバーをレノボの売却、従業員7500人付き。

THINK PADというパソコンが一世風靡した時期がありました。黒に赤丸が目立つ、日本発のモデルでした。売却の数年前に開発元の神奈川県の事業所で開催されたユーザ会に出席したときことです。開発責任者が、THINK PADが儲からなくなると評価されたときは、PC事業から撤退すると公言しました。その後、IBMは中国に売却しました。

含み益のあるうちに利益確定売りをしっかりと実行する会社の株は安心して保有できるかもしれません。営利企業ですから、儲かる事業を推進し、儲からない事業か撤退するのは極めて合理的な判断です。

倒産する会社は、経営者が特定事業にこだわり続けて結果として債務超過になります。挽回するチャンスは必ずやってくると期待する、やってはいけないパターンです。

わかっていますが、普通はIBMのようにはできません。