医龍:術後の経過が気になります | 団塊世代の"愚考にため息"

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ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

長時間の「医龍」を見ました。
知人の看護師によると、オペのシーンは差障りがあるので脚色しているそうです。脚本は専門医師が監修しているでしょうが、ドラマの世界ですしスポンサーの意向もありますし、「事実と違う?」「それが何か!」の世界だと想像します。


作家の森村誠一氏がニューオータニで勤務経験があるということでホテルを舞台にしたミステリーが多いのですが、本に書かれたホテルの現場は架空というか大手都市ホテル勤務経験者なら気が付く事実と異なる記述が多々あります。映画になる場合は、スポンサーや監督・大物出演者の意向で筋書が脚色されていくでしょうが、書籍の段階の脚色は、きっと手術シーンを意図的に書き換えるのと同じ配慮がされているのかもしれません。


それにしても、オペシーンは気になります。すぐ「メス」といって切り裂き、縫い、そして患者は回復しハッピーエンドです。リハビリの苦しさはたまに描写されますが、実際外科手術を経験すると、術後の痛みは想定外です。痛み止めの効果は期待外れ、腫れと痛みが続きます。切って縫うのですから、切り傷が治るまで痛いのは当然なのですが、麻酔が切れると、しばらくは手術前より痛みがひどくなります。


ハリウッド女優アンジェリーナ・ジョリーさんや、難波の整形サイボーグ美女ヴァニラさんたちは、術後の修羅場をくぐりぬけているわけで、大変な思いをされているにちがいありません。


観覧車で最上部から下を見るような感じで、想像するだけで鳥肌、足がすくみます。