オーナー伝説 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

時代劇には、お庭番とか隠密とかが登場します。
優れた捜査能力をもち、特命により行動し将軍に直接報告します。


都市伝説ならぬオーナー伝説が、同族企業にはあると思います。ある同族企業では、本社ビルに勤務する社員は、オーナー直属特命社員の存在を感じていました。


この人たちは、主要事業所に「柳生の草」のように配置され、目立たない従業員として勤務しています。何故その存在を感じたかというと、従業員が集まる居酒屋で「会社の内情にやけに詳しい一般社員がいる」という噂話を聞いたからです。


事業所から上がってくる報告の裏付け捜査を、オーナー自ら指揮していたと考えると、きわめて合理的な施策であります。