思い当たるふしあり。 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

昨夜は、100倍返しの半沢次長の結末。

親の仇の常務は平取締役に降格、半沢次長は2階級特進どころか、どんでん返しの出向でドラマは決着しました。


懲戒免職になってもおかしくない悪行を取締役会で暴露された人物が、取締役にとどまることは実社会では難しいはずです。昨今のマスコミは、公然の秘密とか業界のお約束とか情実とかに非寛容です。大和田常務のような悪い上司は、内部告発によって説明責任を問われ、記者会見の席上、取材者たちの無礼な質問に答えなければならなくなります。

記者会見の後、上場企業なら株価対策で辞任というのが落としどころになります。


一方、功労者の半沢次長は、226の青年将校が陛下の重臣を殺傷したことで成敗の対象となったの同じ扱いとなります。


したがって、今回のドラマでの常務の処遇は内部の権力闘争の範囲内での筋書と推察しました、続編があれば当然、社会的責任を問われる展開となるにちがいありません。また、従業員の経営陣への反乱は、江戸時代の一揆と同じで、経営陣の立場を危うくする危険分子として排除するのが、平和な時代の次善の策だと思います。


振り返れば、サラリーマン時代に何度か同じようなシーンを垣間見てきました。