野党の総裁は構わないが首相になってもらうわけにはいかない | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

SMAPのキムタクが主演したテレビドラマで、小学校の教師が総理大臣になるシナリオがありました。

あのドラマでは、困難な政局で名を惜しむ政治家たちが火中の栗拾いを嫌い、無名の若者に総理総裁の椅子を用意し、その場しのぎをしようとしました。その結果、無名・新人が総理大臣に就任しました。


昨今の自民党次期総裁レースがこのドラマの一部を再現してくれているような感じがします。

野党の躍進で政権の座を明け渡すという危機的な政治局面で、自民党は総理大臣になれない自民党総裁に谷垣氏を選びました。


昨今、自民党は再び与党に復帰する可能性が高まりました。この局面では、野党の総裁は構わないが首相になってもらうわけにはいかないと考えるキングメーカーたちが意思表示を始めました。


与党時代の総裁選で谷垣氏は早々に消費税増税を表明し落選した過去があります。この人が次期総裁になり政権交代の衆院選を戦うと、消費税増税反対の票が他党に流れます。こんなハンディをつけて衆院選挙はやりたくないのが、本音に思えてなりません。