フェーズ1 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

この1年で多くの会社は従業員に対する姿勢を変えたに違いありません。今までどおりであるはずがないと思います。どう変わったか、詳細は不明ですが、とにかく変わったはずです。

従業員より会社の存続が緊急課題になっているからです。6月末に売り掛け金が回収できなければ7月のボーナスが払えない会社があるでしょう、でも資金繰りが危ないことを会社は従業員にぎりぎりまで知らせません。ボーナスで住宅ローンを払う必要があるのに、支給額が大幅に減額されたら困ります、でも満額払ったら会社がつぶれてしまうのでもっと困ります。

従業員の勤務態度も変わったはずです。どうしてもこの職場に残りたいという気持ちはないでしょうが、仕事が少なくなっているので、やっていけそうな職場なら問題をおこさず長く働くことに気をつかうかもしれません。

雇用者側は、ユーザ・取引先のご機嫌を損ねないよう、信頼性を毀損しないように、従業員が働いてくれることを願います。そうなると、会社は従業員の処遇を今までとは違うものさしを使って考え直すことになります。

そういう気持ちで周りを見ると、アルバイトや正社員の動きが今までとは違うという感じがしてくるはずです。何か違うというのが、大きく変わっていることに気がつく「フェーズ1」です。