実技試験とご褒美歌舞伎 | 鴇色は永遠に!

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きものの師匠清水ときの教え、自分の好きなきもの、そしてきもの好きな友達の事や田舎の古民家の日常をつらつらと綴っています。

今日は専門学校の実技試験。基本の手結びで浴衣着装や小紋着装、半幅帯の何種類かの結びととき先生のオリジナルの帯結びが、学生別にランダムに出題された。

今年はダラダラと長く着付ている学生は無く、一斉に始まり早い子で12分、遅い子で30分で着装出来た。素晴らしい👍2年生、下着と裾除け付けて補正して半襦袢着て小紋着装と帯結びで12分だよ。素早いし綺麗🤩殆どの子が20分前後だった。他装も自装もすんなり。1年生、下着と裾除けに浴衣着装して半幅帯を結んだ。こちらも11分で終わった子がいたね。裾丈で悩んだ子がいたけれど他は一発で裾が決まってた。


今年の学生達は意欲的。そして素直に取り組む。だからこんなに素晴らしいのかなぁ?採点の先生からも指導者が良くやっているから、素晴らしく育って居るんだよって😊


今日の講師陣のお支度。

トキ孫は予定通り、紋紗の付下げにルバース吟子さんの首里花倉織の帯。小物も全部モノトーン。衣紋はそんなに大きく抜かない着方。トキ孫、師匠ときに衣紋をそんなに抜いて着てはダメって何度も言われたから染み付いてる。


Y先生は変わり絽の小紋に夏の織なごや帯。白地に薄くペパーミントグリーンの横段が入ってるからきものの色と良くあってるね!爽やかなコーデだ❤️


KW先生は焦茶地にピンクで海藻の様な模様の小紋に伯母様かお母様のお譲りの刺繍たっぷりの百合の夏帯。この帯には地紋も入っていて非常に手の込んだ加工がされているんだ。きものが地味な分帯で明るさを出してて素敵💓なコーデだよ。


雪華先生、おにぎりのお顔貼り付けちゃったけれど、凄い美人さんなんだよ。樋口隆司さんの小千谷縮に帯屋捨松の帯。雪華先生、民藝調なきものをモダンに着こなすんだけど、今日はご本人何だかアンバランスって仰ってた。好みが変わったのかしら?って。黒地の分量が多いからかな?帯を明るい黄土色系にするとか生成りにするともっとスッキリしたかも…


試験も終わったし、お昼は念願のビールとお寿司。予約してた「青山 寿司のいく味」さんで美味しく食べたよ!で、ガッツいたから写真無し🤭


それから七月大歌舞伎の夜の部を見に歌舞伎座に。高麗屋と沢瀉屋のタッグチーム。染五郎君、益々良い男っぷり👍巳之助さんはやっぱり踊りが上手い。松也さん役者顔が板について来た。右近さんは女形より最後の三番叟の時の姿が良いなぁ。幸四郎さん早変わりで何役もこなし、美男子からお猿まで良くやる👏👏役者やのう〜〜


舞台上で滝を流してその中で立ち回り、以前(謹慎中)猿之助さんと(現)幸四郎さんで東海道中膝栗毛を演じた時もプールみたいな大掛かりな舞台演出してたけど、今回も凄かったよ。幸四郎さんと染五郎君と松也さんで水の中大立回り、最前列の客席にも水が飛んで来てた。トキ孫達は花道の脇、前から9列目だったから水は掛からず、役者はよく見えてラッキー😉




美味しいお寿司食べて、念願のビール🍻、歌舞伎見物、今日はとっても素晴らしい日だった。