同じ姿勢は老ける!?
こう言われたら動かざるを得なくなりますか?
私たちの生活は、とても便利になった反面、どっかり腰を下ろしていることがとても多くなりました。
体を動かすことが必要ではなくなってきたライフスタイルに様変わりしています。
しかし私たち人間は「動物」です。
文字通り「動く」「生物」で、身体は、同じ体勢でずっとじっとしているようにはできていません。
肩こりや腰痛、そして女性に多い冷え症や便秘、むくみ、さらには、年齢とともに気になってくるボディラインの崩れやたるみ、これらの悩みやトラブルの多くの原因の一つが
「同じ姿勢でずっといること」
というのは、意外と知られていません。
一方で、
「身体を動かしましょう」
というと、多くの人が「運動」や「エクササイズ」のことだと思うようです。
もちろんスポーツなど激しい運動もそれなりにメリットがあります。
しかし、
「同じ姿勢をとり続けることなく、こまめに姿勢を変える」
という程度の「動かす」でも、びっくりするような効果があるのです。
例えば、いつまでも若々しい体でいるためにとても重要な筋力は、残念ながら年を重ねるにつれてどんどん低下していきます。
30代に入る頃からゆるやかに低下し始め、50代になるとその速度は急激に加速します。
この加齢に加えて、「動かないこと」も筋力低下を起こす要因となっています。
現代では、家電製品やパソコンの普及により、家庭でもオフィスでもじ~っと動かないで済む生活スタイルが定着しつつあるようです。
動かないことの極端な例としては、寝たきりの状態が挙げられますが、寝たきりの初期では、なんと1日で1~1.5%も筋力が低下してしまうようです。
つまり、
「寝たきり1日で、一つ年をとる」
と言い換えることもできます。
高齢者の方が足腰を動かすことが大切だと言われているのはこのような理由からです。
動かないことの対極にあるのは「こまめに動く」ことですから、本格的なエクササイズではなくても、意識的に姿勢を変えるなど、こまめに体を動かすことで効果の高さが期待できます。
これはとっても重要なことです。
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