今日は小寒(しょうかん)!★寒の入りはやはり寒い!
今日1月5日は、二十四節気の 小寒(しょうかん) にあたります。
二十四節気とは、太陽の運行を基準にした季節の区分法です。
太陰暦(月の運行による暦法)では、暦の日付けが太陽の位置とは無関係であることから、暦と春夏秋冬の周期にズレが生じ、農耕に大変不便な思いをしました。
古代中国では、気候の推移を正しく知らせるために長い時間をかけて研究し、二十四節気を考え出しました。
二十四節気は暦の上での気候の推移を表す基準点である冬至を計算の起点にし、1太陽年を24等分したもので、その区切りに名前をつけたものです。
これにより、正しい季節がわかるようになり、農作業に大変便利になりました。
もともとの発症は中国ですが、日本においても季節の変化を示すものとして非常に便利で、長い間、日本の風土に根付いています。
現在でも季節の節目節目に、これを示す言葉として使われています。
小寒(しょうかん) は、旧節では12月、丑の月の正節です。
1年中で一番寒い時期である「寒」の前半にあたり、各地で雪が降り、行けた湖沼が氷結します。
いわゆる寒の入り となります。
今日から節分までのあいだに「寒中見舞い」を出すようにいたしましょう。
小寒に入って4日目を「寒四郎」といい、麦の厄日とされていました。
また、9日目を「寒九」といい、この日に雨が降ると豊作になるといわれています。
さらに今日は、旧暦・七十二侯の芹乃栄(せりすなわちさかう)にあたります。
七十二侯(しちじゅうにこう)とは、二十四節気の各一気をさらに細かく3等分して、1年を5日または6日ごとの七十二侯に分け、二十四節気同様に、それぞれの時候の推移を短い言葉で表したものです。
もとは中国における動植物の変化や自然現象の推移を表したものですが、今は日本の風土に合わせた動植物や気象の季節カレンダーとなっています。
芹乃栄(せりすなわちさかう)とは、せりが青々とはえている時期といわれています。