日本では、りんごダイエットや、こんにゃくダイエット、納豆ダイエットにキャベツダイエットなど、一品ダイエットが流行した時代がありました。
特にテレビで紹介されると、スーパーでは品切れ状態が続くなど、一過性のブームになりました。
それで、たくさんの人がダイエットに成功したという話はあまり聞きません。
それは、栄養面を考えると単一の食材だけを取り続けることは、栄養バランスが極端に悪くなるため、体重が一時的に落ちたとしても“リバウンドしてしまう可能性が高い”という現実があり、いつのまにか忘れられてしまいました。
たとえ、いくら好きな食材だからといっても、さすがに同じものを何日も食べなければならないとしたら飽きる!というのが本音でしょう。
ところが今、アメリカの最先端ダイエットでは、その人間の“倦怠感”を逆手にとったちょっと手荒な方法が注目されています。
バッファローとベルモント大学の科学者たちが発表した研究によると、女性が一週間毎日マカロニとチーズを食べ続けた結果、通常の食事をしていた時よりも、毎日の摂取カロリーが100カロリーも少ないことがわかりました。
つまり、同じものを食べていたほうが摂取カロリーが低いということです。
『臨床の栄養 アメリカンジャーナル』によると、この研究は「肥満である・ない」に関わらず、毎週様々な食物を食べることで、より多くのカロリーを摂取していることを示しています。
つまり、
食べ物の選択肢が増えることは肥満に繋がり、毎日同じものを食べることは少ないカロリー摂取につながる
ということのようです。
同じ薬を飲み続けると、体が薬に慣れ抗体ができて効かなくなるように、同じ食事を取り続けることで、身体の摂取反応が鈍くなり、カロリー摂取が減少するらしいというのが説ですが、本当のところはわかりません。
もう一方の可能性としては、毎日同じものを食べることで舌が飽きて、食べる量が減るということも考えられます。
世界の様々な料理が食卓に乗っている日本では、原点の日本食に戻ることで、もとの日本人のようにスリムになるのかもしれません。
和食がいちばん!
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