口呼吸は歯の健康とも無関係ではないようです。
口が乾燥して唾液(だえき)の分泌量が減り、ドライマウスになると、口臭の原因になったり、虫歯や歯周病を進行させたりすることもあります。
クラジ歯科医院(東京都大田区)の倉治ななえ院長によると、「呼吸で口が常に開いている人の歯を診ると、開いた形に歯垢(しこう)がついていることがあります」
口内が乾燥すると虫歯菌が増殖し歯垢となって歯に付着することがあります。
さらに、口呼吸をしていると、これが乾いてこびりついてしまいます。
こうなると歯磨きでも取りにくくなるため、そのため、開いた口の形に歯垢が残ってしまうそうです。
鼻がつまって口呼吸になっている場合は、耳鼻咽喉科の治療を受けて下さい。
しかし、口を閉じる「口輪筋」が弱く、ぽかんと開いてしまう人も少なくないようです。
幼児の場合、放置すると歯並びに影響することもあるようで、これを改善するために、アイスバートレーニングが有効です。
アイスキャンディーのバーを上下の唇に挟んで数分間保ちます。
簡単なようですが、口輪筋の筋力が弱い人が実際行なってみると意外とつらいことがわかります。
これができるようになったら、次に、糸を通したボタンを使ったボタントレーニングを行ってみます。
上下の前歯と唇の間にボタンを挟んで糸を強く引きます。唇に力を入れ、ボタンが取れないようにするのがコツです。
口の周りの筋肉が鍛えられると、口が閉じるだけでなく、笑ったときにほおが上がりやすく、明るい表情になり魅力的になるので、美容やアンチエイジングの面でも効果があります。
こうしたトレーニングと並行し、姿勢を正して背筋を伸ばすように努めると、鼻呼吸が楽になります。
笑顔と若さを保つには地道な努力が必要ですが、極端なやり過ぎは、しわの原因になるそうなのでご注意を!
● 気功アカデミー練習予定
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