身体に悪いことばかりが強調される塩分ですが、 塩をたくさん摂る人と、あまり摂らない人では、どちらが長生きをするのか非常に興味深いところです。
アメリカで、食塩摂取量と死亡率との因果関係について、25~75歳の約20万人について調査を行なった報告が残っています。
男性では、1日の塩分摂取量を平均値で最低の2.64gから最高の11.5gまでの4段階(1~4グループ)に分け、女性も1.7gから8gまで4段階に分けて死亡率と比較しました。
その結果男女ともに、塩分摂取量のもっとも少ない1グループで、もっとも死亡率が高く、塩分摂取量がもっとも多い4グループで死亡率がもっとも低いことが認められました。
注目すべきことは、アメリカでもっとも多く食塩を摂っている人たちでも、男性は1日平均11.52g、女性で8gに過ぎないということです。
一方、日本人の平均摂取量は、約13gとアメリカと比べるとやや多めです。
塩分を塩化ナトリウム100%の化学物質で摂りすぎるのは禁物ですが、日本古来の製塩技術でつくられた天然塩にはさまざまなミネラルが含まれています。
人間の体に塩は不可欠です。決して塩は悪者ではありません。精製した塩ではなく、体にいい塩を摂り入れることにしましょう。
●気功アカデミー練習予定
コスミックレターWEB: