昔から「爪は健康のバロメーター」といわれてきました。
それは、なぜなのでしょう?
爪は指を保護するためと力の入れ加減を調節するためにあります。
ですから、もしも爪がなかったら、うまく歩くことも、物を上手に掴む
ことも難しくなります。
爪は皮膚の角質層が変化したもので、「ケラチン」というタンパク質で
できており、成人で1日約0.1mm伸びます。
爪の色や形がおかしかったり、爪の状態が悪かったりする場合は、
何らかの病気の可能性があります。
常日頃から自分の爪の状態をチェックしておきましょう。
爪の色は血液の状態を反映し、健康な爪は薄いピンク色で、ゆるやか
なカーブを描き、表面も触るとなめらかです。
爪の色
・白っぽい・・・貧血、肝臓病の疑い
・赤っぽい・・・脳血栓や心筋梗塞、多血症の疑い
・黒紫色っぽい・・・悪性貧血、腎臓病、肝臓病、心臓病、肺疾患、膠原病の疑い
・黄色っぽい・・・爪甲剥離症、黄色爪症候群、爪白癬(=爪の水虫)の疑い
・緑色っぽい・・・緑膿菌など細菌に感染した疑い
爪の表面
・横筋がある・・・体調・栄養不良、ストレス、糖尿病などの慢性疾患、高熱の疑い。
爪は10日で1mm伸びるので、根元から何mmの位置に筋があるかを
測れば、いつ頃体調をくずしていたのかを計算することができます。
・縦筋がある・・・ダイエットによる影響、加齢などが原因。
・爪半月が見えない・・・爪半月が見える、見えないは生まれつき。
見えなくても不健康ということではありません。
爪の形
・ 爪の中央がへこんでいる・・・鉄欠乏性貧血、甲状腺機能亢進症などの疑い
・爪の中央がふくらんでいる・・・COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺がんなどの疑い
・点状のへこみが複数ある・・・乾癬(かんせん)などの皮膚病の疑い
・爪が2枚に割れている・・・乾燥、貧血、血行不良などの疑い
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