38歳で妊娠中に乳がん発覚

生後3日目に針生検をし

新生児を抱えながら抗がん剤治療が始まりました

現在はホルモン療法中です


小学生と幼稚園児の2児の母


乳がんがわかった経緯を

最初から読みたい方はこちら⇩

①長男への授乳の時に感じたこと 





私はやっと乳腺外科の予約を

とることになります




元々私は

心配性で

思い込んだら不安にかられてしまうタイプ


それに加えて

あまり深く考えずに

行動に移してしまうところがあります



そんな私が

なぜここまで

頑なになり

乳腺外科の受診が遅れてしまったのか



それには3つ理由がありました




ひとつめは

私が妊娠中であったからです


恐らく

妊娠中でなければ

しこりに気づいたら居ても立っても居られず

なんとかしてすぐに病院に駆け込んだと思います


妊娠中なんだから

母乳が詰まっているんでしょう

と勝手な判断をして


私は少しも

がんだったら…という想像をしませんでした




ふたつめは


30代に入ってから

これまでに2度乳がん検診を受けたことがあり


その時は

1度目は乳腺症

2度めは乳瘤


との診断でいずれも良性だった経験があるからです



「がんが見つかりやすい

 1〜2cmの大きさになるまで数年かかる」

と書いてあったのを読んだことがあり



私のしこりはもっと大きい!

こんな大きさになるまでここにずっとあったなら

もっと早くに気づいているはず


そのくらい急激に現れたしこりだったので

これは乳がんなんかじゃないと

思い込んでいたのです







3つめは

これが一番大きな理由だと思います



それは

私が超絶ネガティブ思考な人間だったためです!



よく

「絶対に乳がんじゃないなんて、

 ものすごいポジティブだね!」

と言われるのですが

逆です!!



「検査をした、しこりのうち9割は良性」

というデータがあり


9割は良性

残りの1割は悪性…




私はこれまでの人生

目立つことは一つもなく

常にその他大勢のポジションであり


がんになるような特別な1割に

自分なんかが入るわけない!

そう思っていたのです



この

「自分なんか…」のネガティブな考えが

逆に自分は乳がんなんかじゃない

という確固たる自信となり


私は病院なんて行くだけ無駄だと

本気で思っていたのです




こんなふうに考えている間に

出産の日がどんどん近づいてきて


私は胸のしこりのことなんか頭になく

いつ陣痛がくるのか…

ということにだけ

全集中をする日々を送っていたのでした