そろそろ、
Mentoring Programの
一般募集をしようと思いつつ、
先行募集で入口を閉じてもいい気もしつつ──
どう思われますか?
そんなこと言われても・・・
という感じだと思いますので、
MPに絡めて少し一緒にみていきましょう。
この活動を始めて、
いろんな質問をいただくのですが、
渡り歩き、ここに辿りついた方には、
ある傾向があるような気がしています。
「どれだけ学んでも、
思考やマインドを変えようと努力しても、
なんで数日後には、
元の日常へ引き戻されてしまうのでしょうか?
わたしには、変わるだけの才能がないのでしょうか?」
という感じのこと。
ここまで大変でしたね。
あなたにも心当たりがあるかもしれません。
こういうメッセージを
読ませていただくとき、
僕は、過去の自分自身を
少なからず重ねてしまっている気もするんです。
かつての僕も、
いろんな、上手くいく方法を知れたら、
現実を変えられる。
そんなようなことを、
考えていた時期があったのかもしれません。
より良い未来を求めて、
自己啓発や気功技術の使い方、
マーケティングをはじめ、
さまざまな理論や方法を学ぶ。
新しい知識に触れるたびに、
新しい自分になった感じがして、
「これで、
今までとは違う場所へ進める」
そんな感覚が生まれる。
けれど、
数日が経つと、
選んでいるものも、使っている言葉も、
物事への反応も、日常で繰り返している行動も──
いつの間にか、
以前とそれほど変わっていないんじゃないの?
そんな自分がいることに、
ハタと気がついてしまうのです。
確かに最新の情報や、
「こういう方法が上手くいくよ」
と教えてもらったことで所持するコンテンツは増えています。
それなのに、
自分がいる場所は、
それほど変わっていない……。
なんで、
教えてもらったのに上手くいかない、
少しやってみたけどできる感じがしない、
なんで、すぐに変われないのか。
なんで、
変わったと思ったのに、
元の日常へ引き戻されてしまうのか。
そんなとき、
こう思うんです。
その理由は、
まだ知らない大切な何かがあるからだ、と。
だとしたら、
あの人のあれを学べば掴めるかもしれない、
そこでまだ足りない答えを知ることができたら、
今度こそ変われる。
そんなことを考えていたのかもしれません。
けれど、
知識と共に身体を扱い、
トレーニングや実践を重ねる中で、
知っていることと、
実際にできることは違う。
重心をどこに置き、どのように呼吸し、
身体をどの順序で連動させればよいのかも情報は手に入れた。
それでも、
実際に負荷がかかった瞬間、
身体は、最も慣れ親しんだ動きへ戻ります。
最近面白いと思ってみている方です。
呼吸が止まり、
余計な場所に力が入り、
視野が狭くなり、
これまで何度も繰り返してきた方法で、
目の前の状況を処理しようとする。
こういうことが起こるのは、
ホメオスタシスゆえでしたね。
身体を含む認知システム全体が、
現在の自分にとって
最も安定している領域に戻そうとするからです。(それを変える秘訣は──)
そして、
これはトレーニングの中だけで
起きていることではありませんでした。
新しい事業を始めようとするとき。
これまでとは違う選択をし、
人間関係を変えようとするとき。
ヒーラーとして、
気功を使って活動しようとするとき。
自分の言葉で、
何かを表現しようとするとき。
そこでも人は、
負荷がかかった瞬間、
最も慣れ親しんだ認知と行動へ
戻っていきます。
T理論を知り、
それを現実の中で使いながら、
身体を扱う中で観えてきたこと。
さまざまなプロジェクトを通して、
多くの人と関わる中で観えてきたこと。
それらを一つの地図の上に置いたとき、
ようやく、僕の中でつながっていきました。
問題だったのは、
知識が足りなかったことでもありませんし、
未来を思い描く力が、弱かったわけでもなかったんです。
いまの自分とは違う自分になる。
そういう何かをツギハギして不足を補おうとする、
マインドセットだったのです。
あの人のこれなら安いし便利かも、
他のこれも知ったら私も簡単にできるかも、
この知識や技術があれば、一日数回や数分で・・・
そのように現状の自分で情報を切り分け、
その一部分だけを足して変えようとしていたことに、
構造的な欠陥がありました。
そこで混同されているのは、
何かを知り、新しい自分になった気がすることと、
その世界へ実際に移動することでもありました。
情報を手に入れたことで、
すでに遠くまで移動したような感覚になっていた。
けれど、
情報がどれほど増えたとしても、
その前提となる頭の中まで、
自動的に変わるわけではないんですよね。
残念ながら・・・
そういうことが観えるようになると、
世の中にある自己変容の方法に対して
感じていた違和感の正体も、
少しずつ分かるようになりました。
多くの方法は、
誰にでも説明でき、短時間で理解でき、
同じ手順で再現できるようにするために、
その中から、具体的なことを取り出して扱います。
そうすると、
セミナーなどの直後には、
気分が高揚し、大きく変わったように感じても、
やがて、元の安定領域へ戻っていく。
そして本人は、
自分の努力が足りなかった。
正しく実践できなかった。
まだ学びが足りない。
そう考え、
次の新しいノウハウや情報を探し始めます。
ずっと何かが足りないし、
その不足を埋めるために外をみるから、
いろんなものが魅力的にみえて目移りしちゃうんですよね。
誰かが意図的に
依存させようとしていなくても、
情報の一部分だけを正解としてを扱う構造は、
学んでは戻り、また学んでは戻ってしまう。
その循環を、
結果として生み出します。
僕が考えているのは、
特定の誰かではありません。
情報を都合よく切り分け、
提供しやすい箇所だけを
「答え」として扱ってしまうモデルそのものです。
そして、
Mentoring Programで
一緒に扱っているのは、
現状の自分に足りない知識や技術を
継ぎ足すことではありません。(過去記事を参照してみてください。)
もし、あなたが、
たしかに知識は増えたのに、
自分の人生はそれほど動いていない。
そんな感覚が少しでもあるのなら、
自分には才能や努力が足りない。
あるいは、
別のノウハウが必要だと、
また迷宮を歩き始めたりする前に、
これまで自分の変化を、どうで扱ってきたのか。
一度、考えてみてください。
あなたが変われなかったのではなく、
変化を起こそうとしていた、
その構造に──
まだ観えていない決定的な何かが、
欠けていただけなのかもしれません。
今回の記事も、
お付き合いありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!
Khronos / The salone|Hiro
追伸:
感想・ご質問、大歓迎です!
たった一言でも構いません。もし何か感じたことがあれば、ぜひシェアしてください。言葉にすることで、観えなかったものが形になり、次の扉が開いていくのです。
あなたの一言が、次の扉を開く鍵になり、
どんな小さな気づきでも、それが新しい変容の始まりになります。そして、“場”をさらに深める力となります。








